C55流(15) ― 2013年10月02日 00:52
9月は3連休×2回だったのですが、いずれも仕事や家の用事で進捗はほとんどなしでした。先週の週末あたりから、巻きを入れています。
エンジン部は、簡単そうなデッキカバーから製作開始しました。
テールライトまわりが、すっきりしませんが、これでよしにしました。井門さんのブログには、デッキカバー内の前板(上回りと下回りの取り付け板になっている)をつけると、カプラーが入らない報告がありました。が、後の祭りです。後で何か考えることにします。ステップ用取り付け用のアルミ冶具がついており、助かりました。
エンジン部は、簡単そうなデッキカバーから製作開始しました。
テールライトまわりが、すっきりしませんが、これでよしにしました。井門さんのブログには、デッキカバー内の前板(上回りと下回りの取り付け板になっている)をつけると、カプラーが入らない報告がありました。が、後の祭りです。後で何か考えることにします。ステップ用取り付け用のアルミ冶具がついており、助かりました。
側カバーの補強板を取り付けます。ひっつき虫とセロテープで固定。長い間熱を与えなければ、固定用ツールとして十分使えます。ひっつき虫の残りかすは、ひっつき虫にくっつけて取れます。セロテープは、熱で糊が残ることがあります。シンナーなどの溶剤で拭く必要があり、ちょっと面倒です。
補強板には、手すり用の穴が2箇所用意されています。もう一箇所φ0.3の穴をあけて、3点止めとしました。
修行が足りないので、左右で微妙に異なります。
しかも、後でいろいろと苦労する羽目になりました。
ランボードのステップです。写真を見ると、角がまるいのです。特に下側のは、楕円柱のような形になっています。それらしく?削りました。
これも井門さんのブログに書いてあったように、まず側カバーにランボードを取り付けます。先につけた補強板をガイドに先頭側からハンダづけしましたが、これが大失敗。側カバーとランボードに彫ってある点検扉の位置が合いませんでした。
2回目は、点検扉の位置をチェックしながら先頭から1/3くらいの場所から、点付けで仮止めしていきました。
こんな感じにベーク板に固定して、ランボードは手で微調整しながらハンダづけです。親指が熱くなりますが、テープで固定するより確実に作業ができました。
下の写真は、ランボード取り付けが終わったところ。側板下梁をこれから取り付けます。
この前に大きなミスを発見。側カバーの折り曲げの位置ですが、原書房の蒸気機関車図面集では、点検扉2個分で傾斜していました。しかし、他の作例や写真をよくよく観察すると、扉3個分です。
.....やり直しました。
こんなことをやっているから、先に取り付けた側板の手すりが折れたり、ハンダの熱でゆるんできたりと、負のスパイラルに陥っていきます。
.......やり直しました。
そして、またも! ミス発見。21号機の写真によると、デッキカバーの一番下のステップは、真下に向いています。
ハイ.......やり直しました。
.......やり直しました。
そして、またも! ミス発見。21号機の写真によると、デッキカバーの一番下のステップは、真下に向いています。
ハイ.......やり直しました。
ランボードをつけた側カバーは、前カバーとキャブ後板で固定して、形を作っていきます。キャブ後板は、キャブの内張りに干渉するので、カキトリをつくりました。
前カバーを取り付けたところ。
この後で、ボイラーカバー上を取り付けますが、なかなかピッタリと合いません。上の写真のマジックで書いたあたりを中心に削ります。だいたい、こんな感じでしょうか。
ボイラーカバー上を仮止めしたろこと。
おっ、流線的にいい感じではないでしょうか。
上回りの大きな課題は、つぎの2点です。
①煙室カバーの曲線(キットは直線的)
②キャブ屋根前面の曲線がボイラーカバーにあわない
まず、②キャブ屋根ですが、曲線が合わない前面を切り取り、屋根だけ使う作戦にチャレンジします。これは、珊瑚模型に行ったとき、N澤さんからアドバイスを受けました。
ボイラーカバーなどを本固定して、切り取ったキャブ屋根をあてて、様子を見ます。切り取ったキャブ屋根は前に寄せる必要があるため、後ろが少し足りなくなります。ここは、角線などで埋めてカバーできそうです。
なんとかいける...かも。
というか、屋根板はいちから作ったほうがよさそうです。
C55流(16) ― 2013年10月03日 00:13
ということで、屋根板は新造することにしました。
まず、その辺の紙切れをあてて、屋根の寸法をとります。
まず、その辺の紙切れをあてて、屋根の寸法をとります。
テープで固定して、前面の曲線部分を写し取ります。
形を整えた紙屋根をのせて、様子を見ます。
この紙屋根から寸法をとって、0.3t快削真鍮板から屋根を切り出します。センターもけがいておきます。それから、丸棒や万力で屋根らしく曲げていきます。なまさずに曲げたのですが、やや固くて曲げにくかったです。カーブに段がついたので、なました方がよいかもしれませんね。
初めて作ってみましたが、割りと簡単にできました。
いよいよ、取り付け。
まず、センターあたりで、ボイラーカバー上と、キャブ前板と、屋根の3つをまとめて仮止めしました。ここで、前後・左右をよく見えて、微調整しながら左右2箇所を仮止めします。
ここで、センターの仮止めのハンダをヤスリで削りとり、ボイラ上面からキャブ屋根にかけてが直線になっているか確認します。
その後、本固定します。キャブ前板と屋根板の接合部は、カーブをつけるため、削ります。その削り代として、1mm角線をなまして曲げたものを裏からあてました。
カーブをけずります。ヤスリでボイラーにキズが入るので、セロテープを巻いてガードしています。
どのくらいのカーブなのかは、鮮明な写真がないのでわかりません。原書房の図面では、かなりなだらかなカーブがついています。TMSの図面は、このキットの図面と同様に小さいRとなっています。適当に小さめのRでそれらしく削ってみました。削っても1mm角線までは届きません。この角線は不要かもしれません。
こんな感じで仕上がりました。
もう少し仕上げる必要がありますが、またまたいい感じになってきました。
C55流(17) ― 2013年10月04日 23:55
なんだ、これは?
怪しげな自家製ツール
ハイ、曲げてつくった屋根にできた段差をこれではさんで修正しようという考えです。φ4の木の丸棒を切り、ペンチに両面テープで止めただけですが、段差がだいぶん少なくなりました。
下は、プラスチックハンマで、裏から叩いて打ち出しているところです。この2つの作業で、段差もほとんど気にならなくなりました。
下は、プラスチックハンマで、裏から叩いて打ち出しているところです。この2つの作業で、段差もほとんど気にならなくなりました。
ボイラーカバーとキャブ屋根の直線性を見ているところです。若干すき間はできていますが、私の腕ではこんなものでしょう。
キャブ屋根は、これでひとまず終了。
いよいよ煙室カバーに取りかかります。
取説の図面と合わせると、煙室カバーのカーブがかなり鋭角になっているのがわかります。ただ、削るだけでは解決しそうにありません。
いよいよ煙室カバーに取りかかります。
取説の図面と合わせると、煙室カバーのカーブがかなり鋭角になっているのがわかります。ただ、削るだけでは解決しそうにありません。
カーブを緩くするには、煙室カバーももう少し倒す必要があります。そうすると、全体の長さを短くする必要がでてきます。
いろいろかんがえたのですが...
切断!
いろいろかんがえたのですが...
切断!
もう後にはひけません。
煙室前面を削ってゆるいカーブを表現し、長さを短くカット。煙突のキワで継ぎはぎしようという魂胆です。
果たして、うまくカーブはできるのか?
今日は、時間切れです。
明日から、目黒で軽便祭があります。軽便讃歌Ⅳに行ってきます。
果たして、うまくカーブはできるのか?
今日は、時間切れです。
明日から、目黒で軽便祭があります。軽便讃歌Ⅳに行ってきます。
C55流(18) ― 2013年10月05日 23:50
2分割した煙室カバーのカーブをなだらかになるよう削っていきます。煙突部分は、左右を少し削りこんでいます。
上が加工後、下は加工前です。
上が加工後、下は加工前です。
だいたい削れたら、煙室部分を仮止めして、傾きなどをチェックします。写真を見ると、もう少しなだらかなカーブのようにも見えるものもあります。
煙突部分も仮に当てて、長さを調整します。煙室部分を1mm程度、短くしました。
煙突部分も仮に当てて、長さを調整します。煙室部分を1mm程度、短くしました。
仮固定の状態で、煙突部分をハンダ付けします。
2分割からの復活です。
ここで、仮固定を一旦はずして、煙室カバー全体を整形します。
両サイドにすき間が空いています。
その後、煙室扉をつけたところと、その裏面。
裏は汚いですね。
扉は開閉できるのですが、表から開けるには、何かを取っ手に引っ掛けるか、なんらかの工夫が必要です。
両サイドのすき間は、0.6×0.6mm角線を煙室カバーの両側にハンダ付けして整形しました。
なんとか形になりました。
ネットで見ることのできる写真と、比較します。
もう少しカーブを寝かせた方がよいかもしれません。でも、いい雰囲気にはなったと思います。
第13回 関東合運に行ってきました ― 2013年10月14日 23:59
10月13~14日で、第13回関東合同運転会in埼玉けんかつに行ってきました。HOJCクラブでの参加となります。関東合運は初めてです。天気は快晴、汗ばむくらいです。前日のC55流の準備は未明までかかり、睡眠不足状態です。
渋谷→(埼京線)→大宮→(新都市交通ニューシャトル:写真上)→内宿→(送迎バス)→けんかつへ11:30頃に到着です。
ここの送迎バスの塗装はなかなかいい雰囲気あります。
到着。
立派な建物にびっくりです。あちこちにコバトン食堂の看板やのぼりがあります。コバトン?食堂の店長が小林さんなのか??にしても、人があまりいません。
私が一番遅いようで、みなさんすでに全開モードで運転されていました。受付をすませ、まずは、競作のC55流をヤマさん製作のひな壇に設置させていただきました。今回は、背景付でおしゃれな感じになっています。Hさん、IさんのC55も並んでいます。同じキットを組み立てたものですが、それぞれで組み立てのアプローチが異なり、前面煙室やキャブ屋根などのカーブはそれぞれ微妙に違っています。
今年の競作のテーマは「流線形」。
下の写真は、M氏のC53。設計からご自身で行い、3Dプリンタでのロスト原型作りにチャレンジされています。グレスレー式弁装置が正確に再現されています。3気筒をつなぐ、連動大てこの肉抜き穴まで再現されています。次元が違いますね。
下の写真は、M氏のC53。設計からご自身で行い、3Dプリンタでのロスト原型作りにチャレンジされています。グレスレー式弁装置が正確に再現されています。3気筒をつなぐ、連動大てこの肉抜き穴まで再現されています。次元が違いますね。
そうこうしているうちに、お昼となりました。今日は、コバトン食堂で、特製コバトンカレー(ショーケース2段目一番左)
+ドリンクバー(\650+\300)。地元の野菜たっぷりカレーです。特ににんじんがおいしかった。でも肉はもっとほしい!
コバトンあらわる。小林さんではなかった...
今回の目的のひとつは、C55流線形の3重連です。Iさんの車輌はテンダーが間に合わなかったので、2重連で運転です。最初、私のモータ配線間違いで、2両が押し合ったり、引っ張り合ったりとお笑い状態でしたが、なんとか重連に成功です。テーブルの段差の影響などでショート気味でしたが無事周回を重ねることができました。
もうひとつの目的は、相武鐵道。実際の生レイアウトを体験することです。この田んぼの表現力はすごいです。水面が反射して光って、ほんと夏の風が吹き抜けるあぜ道を感じることができます。私の東野DC20も絵になります。客車をお借りした混合ミキストです。雑誌の撮影にも参加。
18時から夕食タイムです。ハゲタカのように食事とお酒が食い尽くされていきます。約2時間後、一本締めでお開きとなりました。このあと、日付が変わるくらいまで各部屋で2次会の開催です。
2日目は、C55をDCCモードに変更して、サウンド付で走行させました。会場の体育館では30mm程度のスピーカの音は小さすぎですが、小さいながらも音があると雰囲気がでます。
また、ショート対策では、先台車、従台車の絶縁側が台枠に当たりそうな部分にセロテープを貼りまくって、応急措置をしました。これで、かなり安定して走行できました。家に帰ってから、また削ります。
サウンドデコーダはESU(v3.5)by熊田貿易C57音源です。モータはIMON 両軸モータ1527D(片軸カット) です。平坦路では、熊田の31系客車4両(真鍮:プレーン軸)+60系客車1両(真鍮)を引き出すことができました。もう一両追加すると、働輪が空転します。モータトルクよりウェイトが不足しています。勾配線はまだ走行したことがありません。
そろそろ、各クラブのレイアウト訪問開始です。クラブレイアウトだけあって大きい!長編成がNゲージのように見えます。逆に大きすぎて、どこをどう見てよいのかわからないくらいです。
グループ軌道線のレイアウト。
R170(だったと記憶)の小さめのレイアウトですが、作り込みの密度の高いストラクチュアとハンドレイの線路が美しい。走っている車輌たちは、TMSにも載ったDCCのよる扉開閉付。扉灯がつき扉が開くと、思わず「おーっ」と声が出てしまいます。
モジュラーの組み方。KATOのジョイントのみを使っています。クロッシングの裏は、DCCの制御基板やも分岐器用のモータがコンパクトに収納されています。
合運のテーマ 急行「雲仙」・「西海」の作品群。調整が大変だろうけど、編成を組んで走ってほしかったな。
2日目のお昼は、コバトン丼+ドリンクバー(\750+\300)
体育館会場。中央がHOJCの展示場所です。
そして、14時。閉会式と後片付け。
「相武鐵道」楽しませていただきました。ありがとうございました。
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