100号!おめでとうございます2013年10月27日 22:19

今野さんが主宰されている同人誌「古典機、軽便、そして地方鉄道」(略称KKC)の100号発行の記念総会が開催されました。
いつも読むだけメンバーの私は、はじめて総会に参加です。
当日は、台風接近も危ぶまれたのですが、なんとか日本から遠ざかってくれて、よい天気となりました。神保町の学士會館2Fが会場です。

会場には、名だたるモデラーのみなさんが集まっています。しかし、このディープな部屋の隣では、同じ赤じゅうたんのもと披露宴が執り行なわれていたりして、不思議な空間となっていました。

前日、仕事が遅くまであり、準備をして寝たのが4時頃。10時の開場にはしっかり遅刻です。すでに展示テーブルの空きはなく、ようやく見つけたのは、大物ゲストのみなさんが並んでいるテーブルの一番端です。恐縮しながら店開き開始。

今回の出し物は、これまでHOJCの競作でこさえた車輌たちです。
流山サドルタンク+ワム(サウンドカー)
東野DC20(夏姿)
南薩テフ58×2両を切り刻んだ片ボギーガソリンカー
C55流線形(日立) 会のテーマとはまったくかけ離れた近代機

ローラー走行台も用意して、サウンド付でロッドの動きを楽しんでいただこうという趣旨です。午前中は、セットアップと来ていただいた会員の方への説明で、あっという間に。

お昼は、隣のA藤さんとナローなどの話をしながら、ビール付のお弁当。その後、故金田氏についての講演を聴き、午後の部の開始です。

こんな作品でも、興味をもっていただく方が結構いらっしゃって、ありがとうございます。お世話になっていたショップの方ともはじめて顔をあわせて話しができたり、小学生頃に読んだTMSの印象に残っていた作品の方と会えたりと、なんだかんだあっという間に片付けの16時になりました。

S木氏のフルスクラッチの運材列車です。秋田営林署では、杉の伐採で、直径の大きい根っこに近い2mくらいを1本だけ載せるために、長さの短い運材台車を使っていたそうです。1.5×1.5mのレイアウトの写真集もありました。

今野さんのローラー式運転台です。なるほど、基本は同じなれどいろんなつくり方があります。

ゲストの三木氏のOJゲージD51とC11です。ここに機関車がいる!という存在感に圧倒されました。配布されていた製作記事の冊子は後で読んだのですが、実物の構造や模型づくりのコツやヒントが一杯で、勉強になりました。

ゲストの平岡氏のライブスチーム機関車のギヤ。もう、どうやってつくったのか、解説図面を読んでもわかりませんでした。ギヤそのものがすでに作品。模型というより精密機械の世界に、またまた圧倒されます。

今野さんのご好意で、パーツ・工具のショップも展開されていました。平ヤスリをひとつだけ購入。100均もおどろき、壷印のヤスリが100円也!この壷マークは、焼きいれ時に塗る味噌を保存しているところから由来しているそうです。きちんとしたヤスリ屋さんの証拠です。


N村さんのコーナでは、鉗子などの販売がありました。部品保持用にひとつ購入。200円也

13mmでC55流線形解除というマニアック状態を模型化しようと準備されているS本さんからは、36号広島機(私が作っているヤツ)のデフ横に「W」という飾り文字があるというお話を聴きました。西日本のWかもしれないということです。真相は不明ですが、かっこいいじゃないですが、私のにもつけてみようかな。
最後に、相武鉄道、千曲鉄道、古川氏のレイアウトを走るカメラカーの映像鑑賞。そして記念撮影で閉会となりました。
2次会もあったのですが、今回は遠慮して帰宅。睡眠不足のため、爆睡となりました。

それにしても、いろんな人と情報交換できて、勉強になりました。
今野さん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。