第34回 日本鉄道模型ショウ2013年11月02日 20:12

 蒲田の日本鉄道模型ショウに行ってきました。あいにくの雨模様でしたが、午後遅くにもかかわらず結構な人出でした。
 品川から京急に飛び乗ったのはよいのですが、ノンストップ羽田行き。通過する蒲田駅を横目に羽田まで行ってきました。乗りたいときには来ないのがノンストップです。

 会場で一番インパクトのあったのは、先進精密社の1/16ビッグボーイです。線路内に巧みに組み込まれたローラー運転台で、サウンド付でデモ運転していました。点検扉など細かいところまで可動できるようになっています。

 さかつうさんで展示してあったバックマンのALCO。ちょっと改造すると輸入古典機として使えるよ、という例です。
これ音付だし、簡単に12mmに改軌できないかな。古典機が量産できるのですが。

 でました!トーマモデルワークスさんの内務省ドコービル。心ひかれます。

杉山模型さんのMAC2。かわいいです。

 どの作品も完成度が高いです。近づきたいです。

 モデルワークスさんでは九州鉄道「或る列車」のペーパーキットの未塗装完成品が展示されていました。「1/87ではつくらないのですか」と尋ねたところ、「5人くらい集まれば+αのコスト(1万くらい)でつくることができる。もっと需要があれば海外展開も考えている」とのことでした。どなたか、この指止まる人いませんか?
 

 熊田貿易さんでは、恒例の電機を中心としたサウンド車輌でのデモ運転と、キハ30×2両を使った自動交換運転を行っていました。自動運転は、レイルアンドカンパニー社のソフトとPC用インターフェースボックスなどを使っているとのこと。point to pointのモジュールでも手放し運転ができるので、小スペースのモジュールレイアウトで使えそうです。これはもう少し勉強してみよう。

好ましい2軸の電車。Gゲージです。

 はやりの3Dプリンタを使った製品サンプル。10万円台の3Dプリンタは、まだまだ鉄道模型としてのクオリティには達していませんが、2~3年後には、かなりの品質と低コストになっているでしょう。3Dデータ化作業が一番大変そうですが。
 

 Zゲージでも完成度の高いレイアウトがでてきています。あさかぜなどの長編成をシーナリー付のレイアウトで走らせるのは、現時点で難しいので、こういったスケールでの展開もありかな、と思います。蒸気機関車はロッド回りの表現が厳しいのですが、電機や電車などは結構いけると思いました。

 今年もハンダ付けを実践されている寺尾工房さん。パーツのハンダ付けには、ペーストを使われているとのこと。コテ先の洗浄のみに塩化亜鉛液を。ペーストだと、作業後の水洗い洗浄が不要になるそうです。小パーツなら保持力も期待できますね。でも、ベトベト感はどうするのでしょうか?今度C55流で試してみます。

プレスアイゼンバーンさんでは、流山が売られていました。思わず買いそうに。2両分のキットがあるのを忘れるところでした。

ネコさんのところの、好ましい駅舎。

ワムでは、上田交通の試作車輌が。

PLYMOUTHの完成品が快調に走行していました。これも私の押入れにはGRANTのプラキットが眠っているのです。

 散在したものたち。ペア-ハンズさんで、難あり商品として売られていた「頸城鉄道ハ6キット」。屋根板に少し傷がある程度で、半額以下でした。
 安達製作所さん、モデル8さんのところで、丸形ボルスターをいくつか。こういう地味パーツを作るのは面倒なので、気がついたときに買っておきます。

 お父さんに連れてこられた小さい子供たちが、レイアウトを走る列車を興味津々にみています。しかし、M1層と呼ばれる20~30代前半の人は非常に少なく、ちょっと寂しい感じも。まあ、趣味なのですから、楽しまなくちゃ。