モバイルDCC2017年05月01日 15:54

 鉄道模型市でミント缶DCCコントローラキットを買ったので、モバイルDCCコントローラとして組み立てを考えていました。ゆうえんさんのブログに作例が載っています。その中で、電源用電池をアルカリ単3×3本にすると、短時間しかもたないという話がでていました。スマホ充電用のリチウムだと問題ないようです。
 そこで、ニッケル水素(Ni-MH)充電池ではどうかということを実験してみました。家に2種のeneloopがあったので、さっそく実験です。eneloop pro、と普通のeneloopです。
 USBインタフェースの単3×4本直列の電池ボックスにUSBテスターとUSB:5V→12V変換ケーブルを接続して12Vに昇圧し、DesktopStationに供給しました。まだ、ミント缶は組みたてていないので...

<結果>
(1)eneloop proはすごいヤツです。
3時間、正常動作を続けました。出かける用事があったので、途中で実験を中止しています。
電源電圧は、当初4.40Vくらいあったのですが、3時間後は、約4.17Vまで下がっています。消費電流は、0.35-0.41Aです。タイフォンを鳴らすと、さらに0.03-0.05Aくらい消費します。
モータは44%出力、サウンド音量は12(静かな室内でちょうどよいくらい)
(2)普通のeneloopは、約45分でdesktop stationが停止しました。
当初は4.52Vくらいでしたが、時間とともに急速に低下していきました。停止時は約3.29Vでした。条件は、(1)と同じにしています。

居酒屋でデモする程度であれば、どちらの電池でも大丈夫です。展示会や定例会では、5~6時間は動いてほしいので、eneloop proを2セットくらい用意するか、スマホ用リチウムがよいと思いました。
また、今回のテスト車輌は消費電流が少ないので、モータが大きい、サウンドの音量が大きいなので、結果は変わってくるでしょう。また、DC/DCコンバータの効率も影響しています。

以下、テスト環境です。
<ニッケル水素充電池>
(1)eneloop pro(1.2V 2400mA) × 4本直列
(2)eneloop(1.2V 1900mA) × 4本直列
<DC/DCコンバータ>
5V:USB→12V変換ケーブル (中国製)
<電池ボックス>
単3×4本、出力USB、USBテスターを接続
<テスト車輌>
・片ボギー式ガソリンカー(テフ58×2台の切り貼り)
・モータ:IMON小型モータ
・ライト;Chip LED ×2(ヘッドライト、テールランプ)
・サウンド:Micro-Tsunamiサウンドデコーダ