ハンドレイ(1)2018年02月04日 01:19

 秋の関東合運にこさえたDCC自動運転用のモジュールですが、春の池袋模型芸術祭に向けてハンドレイによる敷設延長工事を始めます。
 これまでは、真鍮小釘をベースに打ち込んでレールをハンダ付けする方式でしたが、今回はPCB枕木方式で敷設することにしました。いろいろ試して、自分に合う方法を見つけたいと思います。ちなみに小釘を使う方法は、イギリス式と呼ぶそうです。それではPCB方式は北米式でしょうか...
 とにもかくにもPCB枕木を入手しないといけませんが、国内では製造していません。ので、作ります。
 今回使うNESL(NorthEasternScaleLumber)製の角材から切り出す枕木の寸法は、幅約2.4mm、厚さ約1.52~1.55mmです。手元にあったサンハヤトのガラスエポキシ基板(片面)は、表示1.6mmですが、実寸は約1.5mmだったので、これを切り出しPCB枕木とします。
           枕木用木材の厚み
          t1.6PCBの実際の厚み

 切り出し用のガイドをt1真鍮板のハギレと3×3の真鍮角材で、こさえて、これを使って糸のこや、小型のこで切り出します。この方式だと、ガイドとのこ歯がこすれて、思った以上に切れ味の寿命が短くなります。

 結局、普通にけがいて、Pカッターを2~3回走らせて溝を切り、それをガイドに小型のこ(OLFA CRAFT SAW)で切断するのが、早くてきれいに切断できました。なお、PCB基板には板目のような模様が長手方向にあったので、それに沿って切断しています。意味があるのかは不明です。

 切断面のバリとりには、POLINETという#320のヤスリで仕上げました。これは、網戸の網のような形状で、目詰まりしにくい構造になっています。
 切断・研磨では、ガラスエポキシの粉末が飛ぶので、吸い込まないようにマスクをつけたり、清掃もちゃんとやる必要があります。また、ドレメルに回転サンダーをつけて、PCB枕木を束にして仕上げのヤスリがけもしたのですが、粉塵が舞います。こういうのは、屋外がよいようです。
 とりあえず、ポイント2つ分くらいのPCB枕木を切り出ししました。