めざせ東平2018年04月30日 23:12

 キャンプの翌朝、朝焼けがおがめるかなと思ったのですが、あいにくの曇り空。
 気を取り直して、朝食にオムレツ、生ハム、コーヒーなど食べて撤収開始です。ちょうど車に積み込み始めた頃からポツポツ降り出し、出発時には本降りになりました。
 しかし、めざします。まずは、温泉、今治の喜助の湯に向かいます。「ドンドビ」という謎な交差点を曲がります。入浴料700円というちょっとお高い感じもしますが、とても綺麗な温泉でした。しまなみを走るサイクリストを迎えるという店構えで、店員さんもサイクルウェアできめています(最初、親切なサイクリストかと思った)。
 温泉入ると当然、どよ~んと気持ちが和むのですが、東洋のマチュピチュといわれる東平(とうなる)に向かいます。天気も晴れてきました。別子銅山の上部鉱山に位置しています。まずは、麓の端出場(はでば)にあるマイントピアという鉱山観光施設を探索します。鉱山鉄道(残念ながら電動蒸気機関車)で移動して、観光坑道を見学しました。
 2tバテロコ(上)とかご電車という簡易客車(下)
バテロコなども展示してあり、マニアックに写真撮影してしまいます。娘が騒ぎだしたので、いよかんソフトクリームでなだめます。でも、これホントおいしいです。
 いよいよ、ここから狭い隘路を30分ばかりのぼり、東平に到着です。上は、結構ひろい平地があり、きれいな資料館や大きな駐車場もあります。選鉱場(貯蔵庫)や索道場が遺構として、残っており、独特の雰囲気を醸しだしています。

谷を挟んで向かい側の急峻な山の中腹には、上部軌道があってクラウスが走っていたそうです(写真下)。
どうやってもってあがってのでしょう?こんな山奥に最盛期には5000人が生活していたという、東洋のマチュピチュというか、山中の軍艦島というか、とにかく人間が物をつくっていく力にびっくりします。帰りは、麓の資料館によって、山腹を走っていたというクラウスに会ってきました。