北丹2号機(25)塗装2019年03月13日 01:33

 ようやく塗装モードに突入。今回使った塗料は、水性アクリル塗料。ミリタリー系やロボ系プラモでは有名なスペイン産のVallejo(ファレホ)とmig を初めて使ってみました。この2社の塗料は中味的には成分が一緒らしいです。また、これも有名なのですが、塗装直後の塗膜がとても弱い、48時間くらいは乾燥させろ、とのことです。なんで、こんな弱点だらけの塗料を使うのかというと、グレーやブラウン系の色数が豊富で発色がよいからなのです。
 一般に日本の蒸気機関車は黒で塗るのですが、自宅の部屋など、天井照明のみの部屋でながめると、せっかくのディテールや下回りなんかが黒っぽくつぶれてしまい、なんか残念なのです。それで、ちょっと黒から浮いたMCのブラックグレー(写真下、一番右)を中心に塗っていたのですが、スペインの2社はビミョウなグレーの色数が充実しているのです。ちなみにこのMCを製造していたMrクラフトという会社は廃業されております。

 今回は、Vallejoのブラックグレーをベースに、migのDark Tracksを薄っすらと吹いて、ほこりや錆をまとった感じを狙っていました。VallejoはMCのブラックグレーより、ややグレーよりです。が...塗膜が弱すぎです! 48時間くらい乾燥させても、エッジ部分ははがれやすいです。平面部分はまあまあですが。しかたがないので、ラッカー系のフラットクリアでコーティングしました。
まだ、乾燥中なので塗膜の強度はどんな状況かわかりませんが、テストピースの平面部ではラッカー塗装と同じくらいの強さにはなっているようです。それから、ハンダなどの下地処理が十分でないところが、塗装後もけっこう気になります。なかなか先人達のようには、うまくいきませんね。