夕張11形(2)2019年06月15日 22:46

 この土日で作業が少し進みました。まずは下回りから取りかかります。台枠を耐水ペーパで研磨して、プレスのカエリなどを取り除きます。左が研磨済みのもの。
 台枠を組み立てます。基本はカシメで固定して、ハンダを流すやり方です。嵌めあいはよく、ヤスリでエッジを調整しながら、水平・垂直に気をつけて組み立てます。

 働輪を入れて、様子をみます。働輪は、軸と軸箱のすべりが悪く回転がやや重いです。とはいっても、オイルをさしたり、コンパウンドで研磨すれば改善できそうなレベルです。
 引き続いて、シリンダの組み立てです。これも嵌めあいはよく、水平・垂直をノギスで測りながら、確認して組み立てていきます。0.1mmくらいの差は、ちょっとヒネリも加えたりして、最終的に辻褄を合わせます。スライドバーとクロスヘッドの滑りが悪いので、スライドバーの厚みを削ります。エッジもなめておきます。ケーシングはまだ固定しません。スライドバーの調整が必要になると思われるため、最後に固定します。

 シリンダケーシングを組み立て中。空気弁の小さなロストパーツですが、ピッタリとはまります。精度高いです!
 ドレインコックのロストパーツに欠損を発見。メーカのモデルワーゲンさんに問い合わせ中です。20年も前の製品なんで...

 この後、バブルギア、テンダー下回りの順に進めていこうと思っています。ギアボックスは吊りかけ式に改造し、モータ軸受けは、ベアリングを入れてみたいです。モータは、前から使ってみたかったミネベアSE-15Hです。しかし、そもそもこのモータが火室に入るのかがわかりません。上回りもある程度かたちにしながら、現物合わせてで確認するしかありませんね。