駅舎をつくる(3) ― 2019年07月07日 23:51
外壁を塗ります。ジャーマングレーに少しレッドブラウンを混ぜて、筆塗りします。多少ムラになってもあとで、色を重ねていくので気にしません。ちなみにタミヤのアクリル塗料を使っています。水で薄めたり、洗えるので便利です。ただし、相手が紙なので、今回は溶剤を使っています。
新設した扉と窓を外壁に貼ってしまったので、マスキングしました。本当は貼る前に外壁塗装ですね。
MDFの構造体です。窓や扉にあたる部分を糸のこでくり抜きます。
構造体にも色を塗ります。内装の色は明るめのデザートイエローです。
窓ガラスを付属のプラ板から切り出します。引き違いが表現されているので、ガラスも二分割します。
構造体と塗装した外壁を貼り合わせます。洗濯ばさみの嵐で、密着させます。紙片は、洗濯ばさみの先端がギザギザだったのでキズ防止です。
ここでは、乾燥の遅い普通の木工ボンドを使いました。多少のズレは、貼り合わせた後でも修正ききます。妻板を貼っているところです。
とりあえず、全体を組んでみたところ。事務所側のひさしは、キット指定のトタン板はやめて、STウッドを2mm幅で切り出して、板葺きにして、変化をつけてみました。
ところでSTウッドは、バスウッドのようにうまく染まりません。なので、筆で塗って布などでふき取る方がよかったです。ちなみにアクリル塗料を薄めてつくった染液につけると、ふやけて2層に剥離するものがでてきました。
これから、屋根回りを中心に錆び塗装をがんばってみます。
駅舎をつくる(4) ― 2019年07月10日 00:31
引き続いて床板を貼ります。窓からはまず見えないのですが、
室内には什器を置きたいので、それらしくこさえます。STウッドを2mm幅に切って、何度か薄めの黒を筆塗りしてふき取ったものを、貼り込んでいきます。
屋根は、ガイアカラーの赤さび色を点置きして溶剤で流したり、ジャーマングレーをドライブラシしたりで、正しい?トタン板の錆び方に近づけます。外壁の下の方は、バフやデザートイエローをドライブラシして、埃っぽくして地面の跳ね返りを表現してみました。
待合室兼改札口には、新たに窓を開けて切符売り場を新設し、少しでも駅舎感を出しました。窓枠はエコーのものを切り刻んで半開き(上下開き)にし、さし色で空色を入れました。
建物自体が全体にどんよりした色彩なので、アクセントにしてみたのですが、思ったほど目だってくれません。
駅舎をつくる(5) 雨が続くので.. ― 2019年07月11日 23:29
雨が続くので...
というわけでもありませんが、雨どいをこさえてみました。
最近の雨どいのカタログを見ると、だいたい100mm幅の横樋に55mmの縦樋が住宅でよく使われているようです。えーと、これを1/87にすると...約1.1mm幅の横樋にφ0.6の縦樋になります...が、ベースの建物が1/80なので、あまり意味はありません。
横樋には1mm半丸のプラ棒(ウェーブ製)、縦樋はφ0.6の真鍮線をいさみやさんのφ0.4mm割りピンでとめます。割りピンサイズが真鍮線と合っていないのは、たまたま手持ちがこれしかなかったためで、あまり意味はありません。
真鍮線は、なましてあえてグニャグニャにしました。建物がレーザカットで、きちっとしすぎているので、ちょっとくたびれ感を加えてみたのです。横樋は、半丸プラ棒に何箇所か小さなプラ片をつけて、屋根に固定しています。縦樋は黒染めして、横樋とともにプラ用塗料でダークに塗ります。
切符売り場の空色の色さしは、屋根をはずすとよい感じに目立ちます。待合室側の床はコンクリートに砂がのったイメージです。リキテックスに「ナチュラルサンド」という、砂の混じったメディウムがあるので、それを試しに使ってみました。乾くと半透明になるので、グレーやバフを塗っています。粒が粗いですが、まあまあな雰囲気になりました。
外装は完成です!雨どい付けると、建物感がグッとでてきました。しかし、まだ駅舎っぽさは足りないような...
このこさえた駅舎をどこに設置するかというと、↑ここを予定していたのです。が、見事に建築限界違反です!
というか、両サイドに列車が止まると、人の出入りができなくなります!さらに、ドレインなど吐こうものなら、建物そのものが壊れるのではという状況です。
用地交渉のやり直しですね。
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