猫屋線ホハ1(+ホハ2)で遊ぶ(3)2018年06月06日 23:01

 猫屋線ホハ1で遊ぶといいつつも、最近店頭に並んでいる「キハ2+ホハ2」のホハ2で遊んでみました。
 以前ホハ1を12mm化したときに、今度出るならオープンデッキをと期待していたのですが、正にホハ2はオープンで出てきました。で、ホハ2を12mm化しようと思い、よく見ると(よく見なくとも)わかるのですが、下回りやボディ主要部はホハ1とホハ2で共通パーツとなっています。
             デッキ部パーツ比較
       右は12mm化改造でカプラー欠き取りしたもの

 なので、デッキ部のパーツを入れ換えると、ダブルルーフのオープンデッキ客車になるわけです。「ダブルルーフとくれば、オープンデッキでしょ!」という法則はないのですが、さっそく入れ換えてみました。
どうでしょうか?なかなかカッコよいと思うのですが。客室扉も入れ換えると塗装バリエーションも増えます。でもここまでくると、塗装は木造ニス仕上げにしたくなります。

猫屋線ホハ1であそぶ(2)2018年04月15日 23:16

 毎晩のように煙あそびをしており、ホハ1の改造にようやく手をつけました。
 両面テープ+段ボーでおおまかな感じをつかめましたが、デザインに影響を与えるホイールベースを決めるため、ボディと軸受けをスキャンしてデジタルデータにして、いろいろ検討してみました。とても古いフラットベッド型のスキャナーがあるので、これにボディーと車輪をのせた軸受けを、ガラス面に直置きして取り込みます。少しパースがつきますが、気にしません。部品として別々に取り込むこと、取り込みの解像度は変えないこと、などがポイントです。photoshopなどお絵描きソフトで、ボディーと軸受けの部品データを並べて、ホイールベースをいろいろいじって検討します。

 軸受けは、t0.4真鍮板でベースをつくり、1.4mmタップを切ってネジ止めします。軸受け側の止め穴は、ドレメルで長穴にして位置調整可能にしておきます。ホワイトメタルなので簡単です。軸受けはMEの茶染め液で下地処理をしました。

 位置が決まったら、床板に軸受けベースより少し大きいくらいの穴を糸のこであけます。プラなのでスパスパ切れます。

 下の写真のように、片一方は固定。もう片方は、Φ0.7真鍮パイプとΦ0.6ステン線を組み合わせて、軸受けベースが回転できるようにして、三点支持にしました。パタパタ動きすぎるので、線ばねなどでダンプを効かせた方がよいかもしれません。いろいろ走らせてみて、不具合がでたら調整していきます。

 ここまでは比較的簡単にできたのですが、カプラーが...。取り付けるスペースがありません。床板・ステップや妻板に切り込みを入れまくって、なんとか取りつけることができました。
すべて、瞬着+スーパーXで固定しています。やや強度に不安ありです。妻板は、上の写真の右側のように、下部の固定用爪を切り落としたので、プラプラしており木工ボンドで仮止めしています。きちんとした固定方法を考えます。

 比較的軽加工で、猫屋線の12mm(1/87?)の2軸客車化に成功しました。今後は、妻板固定や追加塗装・ウェザリングなどをおこなっていきます。

猫屋線ホハ1であそぶ(1)2018年04月03日 23:52

 猫屋線はTOMYTECがシリーズで販売している1/80 9mmの車輌たちで、ナローな人たちはいろいろいじって楽しんでいます。1/80なので傍観していたのですが、スタイルのよいダブルルーフ客車ホハ1形が販売されたので、購入しておりました。ネットでは今、ほぼ売り切れ状態のようです。
 さすがに、1/87ナローとして扱うには大きすぎるので、12mm 1/87ではどうかということで、仮組みしてみました。

 床板や妻板など、すべてはめ込み式なので、台車をはずして、引っぱると分解できます。これに、ボール紙でこさえた仮床板をテープで固定します。台車は、このサイズだと2軸がバランスよいので、エコーの客車用軸受(No.766)を両面テープで取り付けます。車輪は、オーストラリアSteam Era Models(SEM)社の9.6mmスポークを使っています。
 粘着テープ+段ボー仕様なのでゆがんでいますが、だいたいの雰囲気はつかめると思います。車体幅はナローで狭いのですが、南薩テフ58×2両切り継ぎのガソリンカー(右)とほぼ同サイズなので、ミキストにしたときのバランスはよいです。高さも、ちょうどいい感じかな。トラ40000とは、ホイールベースを確認しています(ちょっとひどい図ですね)。もう少し縮めた方が、不安定さ感がましてよいかもしれません。


 ということで、猫屋線はこのまま1/87 12mmの客扱い車輌として、入線させることにします。週末に本改造していきます。

 また、今月4月には、シングルルーフ客車が新発売されます。詳細は調べていませんが、フルオープンデッキだといいなぁ。