南薩テフ改 製作中(7)2012年09月15日 19:30

今度は、妻板の内枠の窓抜き開始。窓抜きには、四隅に小穴を開けてつないで切っていく方法がスタンダードと聞いていますが、ズボラは私は、1箇所だけ開けて、ぐるっと、くり抜いています。ただ、これだと、後のヤスリでの修正が大変なので、四隅は角まで切り込みだけ入れておいて、エッジが出やすいようにしました。

仕上げは50mmのバイスに挟んで、それを持ちながら削っています。対象物がぐらつかなく力が入れやすいので、作業がはかどりました。小物専用ではありますが。

できあがった妻板と側板をつけてみました。角は、45度に削って(ほんとはいいかげん)突合せたので、表から合わせ面を見ながらハンダ付けする必要がありました。極少量のハンダを表から点付けして、仮止めして、それを全体に流すようにしてハンダ付けをして、まあまあいい感じに仕上がりました。最後に、裏からもハンダを流しています。
妻板上部の補強板は、どうしようか迷ったのですが、貨車からの改造ということで、痕跡としてキットオリジナルをそのままつけました。しかし、あんまりかっこよくないなぁ。しかも、ヘッドライトがつかない。


南薩テフ改 製作中(8)2012年09月16日 22:00

また、切り貼り作業です。
今日は、屋根板です。これも、表からちょん付け(写真下)で、合わせ目の段差が少なくなるよう調整して、全体にハンダを流しました。
幅も短くする必要があったので、長手方向も切断。裏に板目の筋がエッチングしてあったので、それをガイドにして、比較的に簡単にまっすぐ切ることができました。しかし、曲がらないように切るのは疲れます。

今度は、台車!
以前に400円で買ったWALTHERSのアーチバー(No.933-1018)を使います。3mmずつカットして改軌。軟質プラなので、接着剤が効くのか怪しいです。
このため、カットした枕ばり部分をくっつけるのは、ハンダゴテで溶着としました。20Wのコテで、ちょっとずつ溶かしてくっつけました。水平や平行に注意すれば、思った以上にうまくいきました。
強度が心配です。
うっかりして、60cmくらいの机から車輪をつけたまま落下させてしまったのですが、壊れなかったので大丈夫でしょう。
キットのピボット軸受けが、もとの軸穴にややぴったりだったので、scotchスーパー多用途接着剤(スーパーXと同系のよう)で取りつけました。

できあがりです。SEMの車輪ではなく、ワーゲンの短軸スポークを奢りました。机から落ちるくらい、ころがりよいです。


南薩テフ改 製作中(9)2012年09月17日 20:46

壊れた~。
1000円台で購入したドラゴンテスター。今年の冬に、炭素棒半田ゴテを作るときは、何の問題もなかったのに。それが、-18dBとも読み取れる謎の表示。電池を交換してもダメでした。
006Pを使います。電池の接点の左に縦に3連の穴があいていますが、そこがテスター棒のバナナ電極が入るところです。ここを少し動かすと、例の表示に変化が。ダメもとで、この基板をはずして、電極部分のハンダをやり直してみました。
直った!
0Ωにならないところは、ご愛嬌ということで。
それでは、作業再開。
SEMの車輪をテスター棒で挟んで手で回してみると、結構抵抗値が大きく変化します。
モデルワーゲンの車輪だとそうでもない。最大でも10Ω程度。
メッキの差なのでしょうか?個人的には、SEMの色合いは好きなのですが、集電には向いていないのでしょうか。
とりあえず、今回のテフ改は、このままワーゲンの車輪でいってみよう。
車体の仮組みです。屋根と台枠はセロテープで止めています。
妻板のウィンドウシルやヘッダーはまだつけていません。
軸受けや台車の位置決め。見た感じのよいところで、決定です。一応、軸受けと台車のそれぞれ中心は、左右対称にしました。
切り妻より、丸屋根にした方がガソリンカーっぽいなあ。
動力は、フクシマ模型のF-Ⅰギヤ(No.4507)14:1です。今回で使ったのは2回目ですが、単に組み立てただけだと、固くて動きません。ギアケースのあたりをとったり、軸穴をほんの少しさらったりと、調整が必要です。今回は、ウォームギヤの長手方向がケース内部のオイルレスメタルにあたるので、これも少し削りました。モータは、IMONのミニモータを使う予定です。
まだまだ、道は遠いです。

南薩テフ改 製作中(10)2012年09月19日 23:48

ギヤボックスを組み立てて、軸受けにはめ込んだところです。
軸受けには、キット付属のピボット軸受けをハンダ付けし、プレーン軸対応のため、ドリルで穴をさぐっています。

モータと台車などを位置あわせのために仮置き。パワーパックにつないで、動作確認です。うごいた!
あたりまえですが、これだけでもちょっとうれしいです。
しかし、駆動軸にはウェイトがないとほとんどグリップしません。

裏からみると、こんな感じ。
そうです、モータはボール紙で作った受け板に両面テープでくっつけただけです。最初、よい固定方法が思い浮かばなかったのですが、こんな感じで、というのがイメージできました。ちなみに、台車も両面テープで仮止め。本番は、ちゃんと真鍮板でこさえます。
もう少し、モータは床下にもぐりこませようかな。

南薩テフ改 製作中(11)2012年09月22日 23:50

ん?
はりきって工作を始めようと、久しぶりに小型ボール盤を使ったら、こんなことに。スイッチを入れたとたん、ベルトが切れてしまいました。劣化していたのですね。
モータブラケットを作ろうと思ったのに。

しかたがないので、モータツールを使いました。案の定、3つの穴をそろえて開けられなかったので、ヤスリで調整です。ほんとに、ケガキの中心にポンチを打つのは難しいです。ジタバタしながら、ブラケットなんとか完成。

ボギー側の台車まくらばりは、1mm真鍮板を5枚張り合わせて、高さをかせぎました。切断は、KKC今野さんがお勧めされていた、「万力に挟んでアゴをガイドに糸のこで切る」方法。厚板でも直角・水平が出せます。2mmのタップを切りました。

ブラケットは、床板にイモ付けにしたので、角度調整にてこずりましたが、こんな感じで下回りが組みあがりました。
明日は、電装に取りかかります。