北丹2号機(8)シリンダの先にあるもの2018年01月03日 20:00

2018年になりました。あけましておめでとうございます。
11月中旬からブログを更新していませんでしたが、北丹2号機は、ゆっくりとですが工作を進めています。

まずはシリンダの後蓋の工作です。
新しく用意した後蓋をシリンダ円周上もハンダを流し、余分な部分を糸鋸でカットして、ドレメルミニルータで整えます。右側を加工したところです。
つぎに、ひし形なるものの台座となるワッシャをハンダ付け。シリンダなどがバラバラになるのを防ぐため、濡れティッシュで冷やしながら作業を進めました。

ワッシャをはさんで、ひし形なるものも取り付けます。ハンダ中にひし形が空中分解ギリギリでした。そのため、低温ハンダも使いました(最初から使えばよかった...)。なんとかできあがり。

横からみたところ。なんか、シリンダ後の密度が高まって、いい感じです。

で、実物写真をみると、前にはキセルの頭のようなものがついていて、結構存在感を出しています。湯気が出てたりします。
Φ0.7mmのパイプの横に穴をあけ、Φ0.4mmの真鍮線を通して、それらしいものをこさえました。


スライドバーは、シリンダ側と加減リンク受けの2箇所でハンダ付けして、しっかりと固定しました。が、クロスヘッドの分解が難しくなりました。
ラジアスロッドの後側は、シリンダ中心より外側で加減リンクと一緒に固定する構造です。シリンダ側だけでも中心にしたかったので、上からみると斜めにしてしまいました。シリンダ受け側は、細密パイプでそれらしく細工しました。

加工完了です。

加工後と加工前の比較です(キセルの頭は未装着)。

加工前↓

黒く塗って、走ってしまうと、作った本人しかわからないと思いますが、工作も楽しめたし、自分では気に入っています。

めざせ雲取山2018年01月07日 23:54

 2018年になりましたが、東京都最高峰2017mの雲取山に登ってきました。今回は単独行です。先日も天気がよく、積雪はあまりないとの情報でした。
 山梨県:鴨沢口から登り、雲取山からの下山路は反対側の埼玉県:三峰神社に下る縦走ルートにチャレンジしました。距離は約22km、総時間は、7:45スタート(始発電車で行ける最速)、16:20ゴールの8時間35分でした。天気はピーカン、最高の登山日和でした。
 標準的なコースタイムの総計が約9時間45分で、これだと三峰神社の最終バス16:30に間に合わないため、装備は軽量にして負担を軽くしました。カメラはいつもの一眼5Dm2ではなく、コンパクトのRX100M5にし、これまた軽量アタックザックと軽量のトレランシューズと、オプション防寒ウェアは、ユニクロダウンとゴアカッパだけです。しかし、救急キット、軽アイゼン、ヘッドライト、非常食、予備電池はちゃんと持っていきます。そして、万が一?のときのアンダーウェアの替えも(=温泉グッズ)。鴨沢口では、単独行でもあり登山届けを提出しました。
 青空を見ながらの登山は、テンションが高まります。しかし、結構きついな。堂所(9:30)から登りがきつくなりぐっとペースが遅くなりました。体力温存のため七ツ石山はあきらめ、上部巻き道からブナ坂へ。尾根に出て、こんなに登ったっけ?と、いくつか急登し、ややばて気味で12:00に雲取山の山頂へ。富士山、南アルプルの山々が爽快に見えています。
 しかし、七ツ石小屋あたりから、ちょっと気持ちが悪くなっており、食欲がありません。シャリばてしたくないので、おにぎり一個を沸かした白湯で無理やり飲みこみました。25分ほど休憩して、12:25に三峰神社に向けてスタートです。下りは、天狗のごとく駆け抜けたいのですが、一部積雪・崖道やガレ場があったりと、思うようにスピードを出せません。
    頂上から少し下った雲取山荘のまわりは雪

アイゼンは不要でしたが、あせって転倒・滑落すると命とりです。また、登りもいくつかあって、気持ちの悪さと疲れが重なって、かなりばて気味です。左のふとももの付け根、右ひざも痛くなってきました。
  白岩小屋は廃屋に。ストラクチュアの参考になります。

 最後のピーク、15:30到着の霧藻ヶ峰が一番きつかった。息がぜいぜいしていました。小屋のご主人と少し話して元気が出て、ゴール三峰神社まで飛ばしました。私とほぼ同じ時間に鴨沢口を出たという女性が10~15分くらい先行しているとのことでした。すごいなぁ。
 陽が斜めになり、和名倉山などがダイナミックに映えます

 16:20頃に無事に三峰神社バス停に到着です。最終バス(超満員!)にも余裕で間に合いました。が、温泉はダメでした。今回は、体調が少々悪くなるというアクシデントがあり、体力的には後半に失速。これで、積雪が深くアイゼン使用だと、ペースも体力もさらにダウンしていました。冬季プランとしては、やや無理があったなと反省しています。装備の軽量化は効果ありで、荷物で苦しいことはありませんでした。一番の課題は、体力の低下ですね。特に後半は急激にダウンしました。体力を少しでも強化して、無雪期になったら雲取山から泊まりで奥秩父主縦走路を歩いてみたいです。

北丹2号機(9)モータ換装2018年01月08日 20:19

シリンダとロッドまわりがほぼできあがったので、仮組みしてみました。ロッド類以外は、ME(Micro Engineering)社の茶染め液で黒っぽく染めて下地色としています。
ギア駆動なので、一発でスムースに動くものと思い込んでいたのですが、いろんな改造の影響で、たとえばスライドバーとピストンロッドの平行がでていなかったり、スムースに動かすための調整に時間がかかりました。まだ、やや車体が揺すれたりしますが、これでよしとします。
で、シリンダ改造前の仮組みで気になっていたのですが、キットのモータは起動トルクがやや弱く、スタートがじわっと動かないのです(DC制御時)。どうせ、DCC(PWM)駆動するので、多少は改善できるので、まあいいかなと思っていたのです。が、秋の軽便祭でimonさんから発売された小型モータ(両軸1215D-12-10-5)を購入し、トルクもありサイズもよさそうなので、換装を考えていました。
上回りをセロテープで仮組みして、(これが簡単にできるのがワールド製品のよいところ?)スペースを確認したら、なんとか入りそうです。そこで、t0.4真鍮板でモータブラケットを新たにこさえて換装しました。軸径・軸長や軸の高さ(モータ横置き)もオリジナルとちょうど合っています。
    左:ワールド工芸製(オリジナル)、 右:IMON製
やはりモータ性能の差は大きく、スタート時のスムース感がまるっきり違います。粘ります。少しギヤの回転ムラがあったのですが、これもトルク増で気にならなくなりました。

北丹2号機(10)やってもうた!2018年01月14日 23:15

 またしてもサウンドデコーダをやってしまいました。
 北丹をなんとかサウンド化しようと、soundtraxxのECO TSUNAMIを仮搭載して具合をみていました。サイドタンクになんとかデコーダが入ることがわかり、反対のサイドタンクには、スマホ用のスピーカを入れて、小さい音ながら家で遊ぶにはまあまあな感じになっていました。
 この小さなスピーカは、共鳴ボックスがないと全然鳴らないので、サイドタンクを共鳴ボックス代わりにしたのですが、あまり効果ありません。そこでこのスピーカを並列に2個つないで(抵抗は4Ω)鳴らしたらと、いろいろ作業をして、DCC ON!にしたとたん、「きゅん」という音とともに、動かなくなったのです。
 モータに電源を供給している端子がボディーに触れてショートして壊れたようです。マスキングテープでカバーしていたのですが、ボディの鋭利な角が、つきやぶっていたようです。
 鉄則にしていた、実走前に赤い箱などで、低電流でCV値を読み出すなどの、事前テストをしていれば回避できた可能性が大です。あ~、落ち込みます。それにしても、2次側(モータ側)のショートには、本当に弱いです。絶縁確保をしっかりしないと、ダメです。

 落ち込んでもチャレンジします。この損失分は、飲み会を2回がまんして捻出することにします。翌日、熊田貿易さんとこに修理の相談に行き、とりあえず新品のTSUNAMI2を代替として購入しました。壊れたECOは修理依頼してみるが、送料など入れると新品代金くらいかかるかも、時間も3か月くらいはみて、と言われました。こちらもとりあえずお願いしておきました。TSUNAMI2になって、配線材がより細くなり、約0.55mm→約0.50mmになっていました。音も気のせいか、抜けがよくなったような...

 帰りにアキバの秋月やaitendoに寄って、DCCコントローラ DSmainR5モニタ画面用の小型OLED(液晶→OLED化が流行っているらしい)や、同じくミント缶用の基板取り付けネジ、ゴム足やカプトンテープなどの部品を買っておきました。
 とは言いつつ、心の痛手は回復しておりません。

DC駆動ですが、ワールド工芸モータとIMONモータ換装の走行映像をYoutubeにアップしました。編集していないので3本に分かれています。ちょっと調整不足でぎくしゃくしていますが、スタート/ストップ時の粘りがわかると思います。

めざせ 日の出山2018年01月20日 22:59

 職場のOBを中心とした山登りの会があります。平均年齢は65~70くらいです。さすがに厳しい登りは大変なのですが、毎月ハイキング的に活動されています。
 新年1回目は、JR御嶽駅から日の出山に登ってきました。みなさんは、駅からバス、ケーブルカーで御嶽山まであがって、そこから約1時間で日の出山に到着です。
 私は、駅の南から急斜面に取りつく、高峰北コースを登ってみました。9:42すぎ駅前をスタート、植林中の急斜面をジグザグで登ってきます。天気はうす曇。
       正面の植林中の山を左手から登ります

ストックがないと厳しいです。また道がはっきりしていないところもあって、若干心もとないですが、足跡も残っていました。しかし、よく見ると蹄系。なんとか植林地帯を抜け、登山道らしきところまでたどりつきました。
 登りきったあたりから 右下に御嶽駅のホーム端が見えます

汗だくです。この取り付きは急登で道がわかりにくいので、夏場は避けたいです。登山道に入ってからも、尾根道で等高線を最短距離で登っていきます。きつい..10:52高峰山に到着。尾根を縦走する普通の登山道に合流です。少し休憩。そこからは快適な登山道です。山頂の取り付きの最後500mの急登を、ゆっくり登っていきます。
 11:30頃到着。すでに山頂の東屋では、みなさんが昼食の準備を始めていました。総勢30人。晴れてきて、暖かい日差しが心地よいです。


 この会のすごいのは、その昼食のバラエティです。今回のテーマはお雑煮。
 しかも、何種類かの鍋がつくられます。お酒も冷たいビール、日本酒、ワイン、ウィスキーなどなんでもあり。私もお祝いに一升瓶を担いであがりました。
 デザート系も充実。お汁粉、焼きたてポップコーン、手作りマーマレードのパンケーキ、くだものに、〆の淹れたてコーヒー...おなか大満足でした。
 もうこれで、登りで消費したエネルギー以上を摂取しています!
 13:10頃下山開始。帰りは、御嶽駅に向かうなだらかなハイキング道を下り、なぜかケーブルカー、バスも使わず、表参道を徒歩で御嶽駅まで戻りました。16:00頃着でした。