爆速2019年09月15日 01:18

 娘から、PCのディスクアクセスが100%になって重い、という苦情?を富士山から帰ってから聞き、確かにパフォーマンスモニタでチェックすると、そうなっておりました。5年くらい前に、学校の課題用に買ったものですが、当初からもっさりしていたようです。LenoboのデスクトップH530sで、CPUはCorei5なのでまあまあなのですが、HDD自体の性能が遅いみたい。
 娘にはこのPCでモジュールの背景画を描いてもらったりしているので、奮発してSSD化することにしました。最近、SSDも値ごろ感が出てきて、1TBが1万と少しで買えます。ツクモでSSDを、ヨドバシで取り付け用マウンタやケーブル類を買ってきて、交換作業開始です。ちょっと、備忘録的に書いています。
左からマウンタ、SATAケーブル、二股電源ケーブル、SSD本体

 省スペース機なので、拡張性がほとんどありません。先達の実績を頼りにすると、SATAの取り口は空きが1つ、電源は空きなしなので二股分配ケーブル使用、取り付けは背面の拡張PCIバススペースを活用するとよいようです。
 右上のDVDドライブの下に、HDDが隠れています

 一番時間がかかったのが清掃。ファン、ヒートシンクや空気取り入れ口のほこりを掃除したりで、小一時間かかりました。後は、正面パネルをはずしてDVDドライブを取り出し(これは不要だったかも)、二股電源分配、SATAの各ケーブルを取り付けます。背面のPCIモジュールスペースに専用のマウンタに取り付けたSSDを実装して、終わりです。
 CPU用のファンをはずして、ヒートシンクを清掃中

       SSDをPCIバス用マウンタに取り付け

 HDDをまるごとクローン(コピー)するEase US Backupと、パーティションを変更するEase US Partition Masterの各フリーソフトをダウンロードしておきます。今回、500GBのHDDから1TBのSSDに容量増するので、パーティションの変更が必要になります。このクローンソフトは、ほんとよくできていて、何も考えずに
作業が進められます。大事なことは、フォーマットの形式(MBR/GPT)は、HDDとSSDで合わせる。「SSDに最適化」はチェック、くらいでしょうか。それから、編集モードに入ってCドライブのパーティションは、最大に拡張しておきます。40分くらいでクローン完了です。一旦シャットダウン後、SSDのSATAケーブルをHDD用ポートに差し替えて、再起動。HDDはしばらくオフラインにしておきます。
     SSD実装完了(ファンの下の薄っぺらい銀色の板)

 さすがSSD、めっちゃ速く起動します。ディスク性能測定ソフト(Crystal Disk Mark)で調べると、シーケンシャル読み書きで5倍以上、ランダムだと100倍くらい速くなっています。というか、このHDD遅すぎです。
 Partition Masterを使って、ドライブCとDの拡張(マージ作業)をしておきます。クローン作業で、変なドライブが新たに作られていましたが、中味をみるとバックアップ用データみたいなので、とりあえず気にせず、マージしておきました。隣接したドライブしかマージできないので、状況によってはマージと分離を組み合わせて、拡張する必要があります。
 無事、ドライブ設定も終了し、起動も爆速になりました。全体の動作もキビキビです。SSD化は、仕事用も含めて今回で4台目ですが、変にCPUを高速化交換したり、メモリ増設するより、体感的に確実に速くなります。ちょっとくたびれてきたPCには、SSD化が一番お勧めです(とは言いつつも、交換には失敗のリスクもあるので、いろいろ調べて自己責任でお願いします)。
 最近ステルスモードの夕張のギアボックス。実は爆速で製作中、と言いたいところですが、リスクの塊となっています。これは、またいずれ。