めざせ!和名倉山2020年03月22日 23:40

 秩父湖の南には、東京都最高峰の雲取山がありますが、谷をひとつはさんで、西側に和名倉山を中心とした山塊があります。埼玉200名山なのですが地味な山で、あまり人が登らず、登山道も迷いやすいそうです。そこに、森林軌道の廃線跡があるというので、山登りを兼ねて行ってきました。10:00頃出発、天気は快晴。
    登山道の入り口。秩父湖を渡るつり橋(苦手です)。

 秩父湖のほとりからいきなり急登です。3時間くらい登ると、森林鉄道跡と思われる、平坦な広い道が現れます。等高線に沿ってゆるやかな登りが2~3km続きます。残念ながら、軌道は残っていません。その先に造林小屋と呼ばれる、木材を集積していたと思われる場所に到着します。
     普通の登山者には、歩きやすい広い道、ですが、
       私の脳内には、軌道が見えています。

 ウインチの残骸、多量の索道用のケーブル、インクライン?用なのか両フランジの車輪、時間とともに木に巻き込まれた車輪など、そこそこの遺構が残っていました。
              両フランジ車輪!


2つローラがあるので、両フランジ車輪とともに、もしかしてインクライン用?

         寸法的には、10kgレールのようです

         索道用のウインチと思われ...


       しっかり、根っこと一体化しています

しかしながら、軌道はないのです。西川渓谷で軌道を見てきた身としては、やはりレールが2本残っていてほしかったです。まあ、それはそれで、いろいろ妄想して楽しむことができました。
           光と森と雪が良い感じです

 が、その後がハードでした。ここから和名倉山に向かうのですが、急傾斜にくさった残雪があり、踏み抜いてしまうわ、トレースがわからないので道に迷うわで、かなりの体力と時間をロスしました。さらに、登山道には、雪やアイスバーンが残っていて、写真的には美しいのですが、行程は大幅に遅れました。結局、17:00すぎに和名倉山への分岐の平地で野営するはめに。
  野営中。持ち込まない。持ち出さないを徹底しています。

 翌日は、5:30に和名倉山往復をして、尾根道を縦走し、将監(しょうげん)峠、前飛竜、丹波(たば)村へと縦走しながら南下しました。
       将監峠、この先を降りると将監小屋です

ここも、残雪、笹薮こぎ、少し迷い道、崩落地×3か所とアイスバーンの急登(下りでなくて良かった)..バリエーションありすぎで、体力の消耗が激しく、標準タイムを2時間も超えてしまいました。
今回は、チェーンアイゼンを使ってみました。歩きやすい!
でも、耐久性はなさそうです。

      写真だと伝わらないのですが、急斜面です。

丹波のバス停についたのは、終バス15分前の18:10頃でし
た。フラフラです。体力ないなぁ。

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