給水塔をつくる(6)あずき色2020年04月15日 23:58

 きょうは、水タンクの塗装をおこないました。水タンクは、古カレンダーのアート紙を丸めてこさえています。リベッターでリベットを打ち出し、サーフェーサで下地を整えておきます。
 色はえんじ系ということで、手持ちのあずき色(グンゼ水性ホビーカラー)をVallejoのうすめ液で希釈して吹いています。なぜか、ガイアの水性アクリル溶剤では、うまく溶けてくれませんでした(細かい粒子状になる)。
 色がのると、なんかいい感じに見えてくるのは気のせいなのかもしれません。


 ところで、当ブログは、はてなアンテナの軽便鉄模アンテナさんなどでチェックしていただいているのですが、4月に入ってからまったく更新されなくなりました。んんっ。新型コロナの影響なのでしょうか?なぞです。

給水塔をつくる(7)ポンプとかスポート2020年04月18日 23:36

 きょうは、朝からひどい雨で、まさに工作日和です。とはいいつつも、ぐずぐずと家の用事や仕事の残りを片付けたりと、午後からの開始です。
 スポートをこさえます。薄いアート紙を丸めて、パテや瞬着で整えます。最初、薄い銅板や真鍮板で作る予定にしていたのですが、紙でどのくらいできるのか試してみます。パテが乾くのに時間がかかり、スピードは金属とハンダの方が速いように思えます。なんとか形にしました。

 次は、室内の揚水ポンプと凍結防止のストーブです。屋根をのせるとほとんど見えないのですが、チラ見用ですね。IMONさんところのキハ58の床下機器からエアタンクなどででっち上げます。ストーブはエコーさんところのダルマです。煙突やら給水パイプなど適当にくっつけます。雰囲気です。
 チラ見でバルブ用ハンドル(実は手ブレーキハンドル)とか見えるのは、なかなかです。あすも、こまこましたものを作っていきます。

給水塔をつくる(8)こまこまと2020年04月19日 23:40

 きょうはスポート回りのこまこましたものをこさえる予定でしたが、きのうの揚水ポンプに色差しなどしていると、いい感じ(まるいち式に)に仕上がって、昼間っからビールなんか飲みながら、ニタニタ眺めていたので、他の作業はほとんど進みませんでした。春らしい一日でした。
 ストーブから揚水ポンプに熱をわたして凍結防止している、という勝手な妄想

 それでは、あまりに寂しいので、日が暮れてからスポートを吊り下げるチェーン用の滑車をつくることにしました。滑車と言ってもそれっぽいダミーです。

 チェーンは、15年くらい前に永福町のフライングズーで買った、世界一細かいチェーン(当時)というものです。Builders In Scale社のものです。以前こさえたホッパーのキットと同じ会社です。ピッチは、1mmくらい、幅は0.5mmくらいです。購入して、茶染めしていたようです。
 滑車本体は、t0.1銅板と、Φ2.0真鍮パイプです。銅板をハサミとかで、それらしく切り出しチャネル状に曲げ、ヤスリで整形します。銅なので加工は楽チンです。
 まずは、大きめに切り出して、チャネル状に曲げておきます

              切り出した滑車の材料

 パイプは1.0mm厚にカットして、チャネルに挟んで、軽くハンダを流しておきます。これで、なんとなく滑車っぽいものができました。あすにでも茶染めしておきます。
 こまこました作業が続くのと、家にいる時間が長いので、また山登りとかキャンプとかしたくなってきました。

給水塔をつくる(9)こまこまこまと2020年04月22日 00:36

 細かい作業が続きます。きょうは、スポートまわりの造作物をこしらえました。スポートは、塔から鎖でつるされているのですが、それを支持する先端にある環状の部材です。
 t0.1の銅板を1mm幅に切って、環状に丸めます。そこにΦ0.25のなましたりん青銅線を輪にしてとおしておきます。下部は、部材にΦ0.3の穴をあけて、小さい輪を通します。目立たないのですが、なんかこういう作業にハマッテしまいました。
 t0.1mmの銅板は、カッターでも切れます。刃は一発でダメになるので、ポキポキ折って使いましょう。

 スポートの根元にも鎖がつながっており、給水弁を動作させているようです。これは、鎖にΦ0.25線を通して曲げたあと、軽くハンダ付けしたものを、スポートに差し込んだだけです。後は、薄いアート紙にリベットを打ったものを巻きつけます。
 写真に撮って、拡大するといろいろ曲がっていたり、荒れているのですが、雰囲気重視で、進んでいきましょう。

給水塔をつくる(10)ドリル刃を折ってしまった2020年04月26日 23:49

 休日といって、しゃかりきなるわけでもなく、ダラダラと工作を続けていますが、給水塔もゴールが見えてきました。
 スポートまわりの塗装も終え、チェーンもなんとなく形になって、仮組みできるようになりました。
   チェーンがもつれてしまった。結構扱いづらいです。

 ここで、またもや用地問題が勃発。いまさらなんですが、設置するよい場所がないのですね。もともとこのモジュールは小型蒸気を想定してつくったので、機関庫まわりも含めてスペースがないのです。機関庫前は給炭台を設置するのと、建物が集中しすぎるので、早々に候補外に。結局、本線と機関庫からの引き上げ線の間に設置することにしました。もう、完全に建築限界違反です。さいはての地方私鉄なので、ルール無用です。
 9200がいるのが引き上げ線。セキとオハフがいるのが本線。

 これは、さすがにマズイと思いますが、他によい場所が..

 本組みする前に、梯子をこさえないといけません。平田さんの作例は木製梯子なのですが、プロトは鉄梯子なので、そちらをこさえることにします。私は、高いところが大の苦手なので、ゼッタイに登りたくない梯子をめざします。
 Φ0.6の真鍮線を支柱にし、Φ0.4の穴をあけて、これに踏棒となる真鍮線をとおす、という段取りです。土台となる真鍮フラットバーにΦ0.6線を点でハンダ付けして、先日チャック交換したボール盤とXYテーブルで連続穴あけしていきます。
  一本目の穴あけ完了。しかし、折れた刃が残っている。

 お~、さすが精度があがったので、簡単に穴あけできます。調子に乗っていたら、見事にドリル刃が折れました。しかも2本。おまけに1本は刃が残ったままです。さすがに、ビビッてしまい、その後はモータベルトをはずして、手回しで穴あけしていきました。
 ベルトをはずしてプーリーを手で回します。結構、穴開きます。

 どうも、線とフラットバーが密着していないため、線を貫通したときにねじれが発生して折れたのではと推測します。点付けでなくて、しっかりハンダを流しておけば、発生しないのかもしれません。いったんはじめたので、最後まで進めます。といっても、1本目で疲れてしまい、きょうは店じまいです。