給水塔をつくる(3)屋根貼りはめんどい2020年04月04日 23:39

 新型コロナで外出もままならないため、巣ごもり工作で給水塔の屋根をこさえていきます。トタン葺きにしたいため、大昔に天賞堂かどこかで購入したCampbellのアルミ製波板を使います。一番ピッチが細いものです。これを5mm幅にカッターで切り出して、瞬着で貼っていくのですが、思った以上にめんどいです。

 屋根は八角錐なので、頂点に向けてだんだん細くなっていきます。そのため、一面ごとに貼っては、となりの面との境を切っていく作業となります。
  面の境界を整えて切るため、ひとつおきに完成させます

 結構、地味で神経を使う作業のため、途中でくたびれて、残りは明日に回すことにしました。やれやれ。

給水塔をつくる(2)2020年03月31日 23:45

 給水塔もほったらかしになっていましたが、工作再開です。外板は、2×1mmのひのき材を寸法でカットして、実寸を描いた方眼用紙に両面テープを貼って、その上からペタペタとひのき材を貼っていく方式です。あとで、瞬着を染みこませます。
 ひのき材は、カットした後あらかじめバフ系アクリル塗料で染めておきます。バスウッドに比べると、浸透が遅いようです。
 その後、窓を抜きます。窓枠はエコーの窓枠セットから適当にカットして、それらしく取り付けます。出入り口もカットして(写真で写っていない側)、その切り取った材で扉とします。
    左下のような側板パーツをつくって、組みたてます

 側板を組み立てます。瞬着を点付けして接着します。工作用紙で六角形のベースをつくって、床としてはめ込みました。なんとなく、雰囲気でてきました。

給水塔をつくる(1)2020年02月16日 18:04

 石炭台をこさえたら、給水塔もほしくなってきました。北海道っぽいのをネットで探していたら、機芸出版社「ストラクチャー・モデリング1」に、平田克良氏のこじんまりとした給水塔の作例が載っていることがわかりました。この本は確か買ったはず、と実家の本棚をリモート(娘に頼んで)で捜索したのですが見つからず、結局FABさんとこから借用することに。
 全体のバランスは、ちょっと鈍重な感じなのと、寂れた地方鉱山鉄道なので、もう少し小振りにすることにしました。1/80の模型図が掲載されているので、これを参考に1/87化とスリム化を図ります。
  当時、平田氏のリアルなストラクチュアはあこがれでした

 実際にモジュールに置いてみた具合と、製作方法を確認したかったので、100均の工作用紙でプロトタイピングしました。水タンク本体のベースには、OLFAのサークルカッターを使って円形を切り出したのですが、固定部分にガタがあって0.5mmくらい径が動きます。超便利ツールなのに残念です。0.28mmのプラ板をスペーサとして入れるとしっかり固定できます。

 また、タンクのリベット表現は、昔の謄写版で使われた、トゲトゲがクルクル回るやつを使おうを思ったのですが、これも見つからず。長谷川から確か出ていたはずと探したのですがディスコン。代わりにインターアライド(プラモメーカのトラペッター製造)の製品を購入しました。ピッチの異なる歯が4枚もついていて、700円台!と激安です。まあ、本体はプラであまり剛性はありませんが。
でも、いい感じにリベットが簡単に打てました。使った紙は、古カレンダーの薄手アートポスト紙です。ピッチはタテが0.8mm、ヨコは1.0mmです。

 雑な感じですが、プロト完成です。スポートもアート紙で雰囲気です。屋根が作図ミスで高くなってしまったので、5mmくらい低くしようと思います。
プロトタイプと比べると、雰囲気が異なりますが、これはこれでこじんまりとして、よい感じではないでしょうか。
それでは、さっそく本作業を開始します。といきたいところですが、これだけで半日かかり疲れていまいました。きょうは、ビールを飲みながら妄想を膨らませ、続きはあしたに。

夕張11形(10)理由がある2019年09月26日 01:43

 試練から一日経過。反対側も働輪をはずし、軸や軸受けメタルを清掃。この状態でギアボックスに組み込み、動作確認。当然スムースに動く。ところが、ギアボックスをペデスタル内で上下方向に動かすと、ギアが固くなる場所があるではないですか。
 このギアボックスは釣りかけ式にしているので、ボックスが働輪の回転によって暴れないように、ステーをつないで主台枠にバネを介して半固定しています。ここは、本来、車軸を中心とした円弧上に動くのが理想ですが、遊びが少なすぎて直線方向しか可動しないため、軸受けメタルと車軸にストレスが作用してギアが固くなるようです。遊びを増やして、バネもφ0.25→φ0.15に変更しました。
 写真右の黄色矢印が、釣りかけ式を受けているバネなど

 また、テスト時には後の脱脂作業を考えて、オイル類は必要最小な箇所しか差しません。軸受けメタルもオイルを差さないまま、小一時間動作させていたので、ストレスによって軸が削れて、そのカスなどが混入したのでは、と推測しています。
 このため、大きな力がかかるだろうと思う、ギア、軸受けメタルや車軸には、タミヤのセラミックグリスを塗りました。これで、運転すると音もかなり低減します。ローラーに載せて、約30分ほど動作させましたが、ギアが固くなる現象は再発しませんでした。
 このあたりを不調の理由とし、また一応解決ということで、次のステップに進むこととします。

夕張11形(9)神は試練を与えたもう2019年09月24日 23:24

 まさか、焼きついたわけはないと思うのですが、ギアボックスの軸受けメタルが、固くなって回りにくくなっていました。
 ローラー運転台などで、テスト運転を繰り返して悦にいっていたのですが、なんか起動電圧がだんだん高くなり、動きもしゃくるような感じになったので、分解してみたところ、上に書いた状況になっていました。
 パーツクリーナを吹いて、油分やゴミを流してみたのですが、あまり改善せず、しかたがないのでまずは片方の働輪をはずしてみました。軸に黒いゴミのようなものが付着しています。また、擦過傷のようなものもあります。メタルあるいは、ギアを固定するために軸にかぶせている真鍮パイプが、削れてメタルの中に入り込んだのかもしれません。清掃して超細かい研磨材で磨いて、もとのようにスムースに戻りました。
    清掃した後、まだ、軸に傷が少し残っている

 両方ともなっているので、軸部分に無理な力がかかって、擦れているのかも。きょうは、これで精神的に疲れたので、反対側の対策は明日にします。セラミックグリスかなんか、ゴミがはいりにくいように粘度の高い潤滑剤を塗っておいて方がよいのだろうか...神は試練を与えてくれます。