駅舎をつくる(5) 雨が続くので..2019年07月11日 23:29

 雨が続くので...
 というわけでもありませんが、雨どいをこさえてみました。
 最近の雨どいのカタログを見ると、だいたい100mm幅の横樋に55mmの縦樋が住宅でよく使われているようです。えーと、これを1/87にすると...約1.1mm幅の横樋にφ0.6の縦樋になります...が、ベースの建物が1/80なので、あまり意味はありません。
 横樋には1mm半丸のプラ棒(ウェーブ製)、縦樋はφ0.6の真鍮線をいさみやさんのφ0.4mm割りピンでとめます。割りピンサイズが真鍮線と合っていないのは、たまたま手持ちがこれしかなかったためで、あまり意味はありません。
 真鍮線は、なましてあえてグニャグニャにしました。建物がレーザカットで、きちっとしすぎているので、ちょっとくたびれ感を加えてみたのです。横樋は、半丸プラ棒に何箇所か小さなプラ片をつけて、屋根に固定しています。縦樋は黒染めして、横樋とともにプラ用塗料でダークに塗ります。

 切符売り場の空色の色さしは、屋根をはずすとよい感じに目立ちます。待合室側の床はコンクリートに砂がのったイメージです。リキテックスに「ナチュラルサンド」という、砂の混じったメディウムがあるので、それを試しに使ってみました。乾くと半透明になるので、グレーやバフを塗っています。粒が粗いですが、まあまあな雰囲気になりました。

 外装は完成です!雨どい付けると、建物感がグッとでてきました。しかし、まだ駅舎っぽさは足りないような...

 このこさえた駅舎をどこに設置するかというと、↑ここを予定していたのです。が、見事に建築限界違反です!
 というか、両サイドに列車が止まると、人の出入りができなくなります!さらに、ドレインなど吐こうものなら、建物そのものが壊れるのではという状況です。
 用地交渉のやり直しですね。

駅舎をつくる(4)2019年07月10日 00:31

 引き続いて床板を貼ります。窓からはまず見えないのですが、
室内には什器を置きたいので、それらしくこさえます。STウッドを2mm幅に切って、何度か薄めの黒を筆塗りしてふき取ったものを、貼り込んでいきます。
 屋根は、ガイアカラーの赤さび色を点置きして溶剤で流したり、ジャーマングレーをドライブラシしたりで、正しい?トタン板の錆び方に近づけます。外壁の下の方は、バフやデザートイエローをドライブラシして、埃っぽくして地面の跳ね返りを表現してみました。

 待合室兼改札口には、新たに窓を開けて切符売り場を新設し、少しでも駅舎感を出しました。窓枠はエコーのものを切り刻んで半開き(上下開き)にし、さし色で空色を入れました。
 建物自体が全体にどんよりした色彩なので、アクセントにしてみたのですが、思ったほど目だってくれません。

駅舎をつくる(3)2019年07月07日 23:51

 外壁を塗ります。ジャーマングレーに少しレッドブラウンを混ぜて、筆塗りします。多少ムラになってもあとで、色を重ねていくので気にしません。ちなみにタミヤのアクリル塗料を使っています。水で薄めたり、洗えるので便利です。ただし、相手が紙なので、今回は溶剤を使っています。
 新設した扉と窓を外壁に貼ってしまったので、マスキングしました。本当は貼る前に外壁塗装ですね。

 MDFの構造体です。窓や扉にあたる部分を糸のこでくり抜きます。

 構造体にも色を塗ります。内装の色は明るめのデザートイエローです。

 窓ガラスを付属のプラ板から切り出します。引き違いが表現されているので、ガラスも二分割します。

 構造体と塗装した外壁を貼り合わせます。洗濯ばさみの嵐で、密着させます。紙片は、洗濯ばさみの先端がギザギザだったのでキズ防止です。

 ここでは、乾燥の遅い普通の木工ボンドを使いました。多少のズレは、貼り合わせた後でも修正ききます。妻板を貼っているところです。

 とりあえず、全体を組んでみたところ。事務所側のひさしは、キット指定のトタン板はやめて、STウッドを2mm幅で切り出して、板葺きにして、変化をつけてみました。
 ところでSTウッドは、バスウッドのようにうまく染まりません。なので、筆で塗って布などでふき取る方がよかったです。ちなみにアクリル塗料を薄めてつくった染液につけると、ふやけて2層に剥離するものがでてきました。
 これから、屋根回りを中心に錆び塗装をがんばってみます。

駅舎をつくる(2)2019年06月27日 23:48

 なかなか工作をする時間がとれません。きょうは、1時間ほど作業を進めました。
 詰所→駅舎化のため、窓や扉がいっさいない裏手側の壁面を切り取り、出入り口と窓をつけてみました。引き違い戸や窓は、エコーモデルのレーザーカットパーツです。1/80ですが、気にせずガンガン使います。キットについている扉パーツより、若干小さいです。なかなかいい感じです。というか、エコーさんのパーツがよいのですね。

 さらに、左側には、改札+待合室にするための、扉のつかない出入り口を新設していきます。今夜はここまで。
 台風が近づいているので、雨が強くなってきました。みなさんも、お気をつけください。

駅舎をつくる(1)2019年06月23日 22:10

 夕張11形(4)のはずが、急遽ストラクチュア製作です。作りかけのモジュールですが、小さなホームはあるものの駅舎がないので、それをどうするか悩んでいました。1/87の日本型ストラクチュアは数少なく、スクラッチかな?とあきらめていました。
 しかし、MS+さんから軽便シリーズが発売され、1/87にも使えます...みたいなコメントもあり、これを利用することにしました。このシリーズでは駅舎はまだ発売されていないので、軽便詰所を利用します。
 レーザカットされた、MDFやペーパーで構成されています。様子見のため、仮組みしましたが、さすが精度よくカットされています。このままだと、詰所(当然!)なので、駅舎っぽく、右の倉庫は、客待合室に変更します。また、裏側は、窓も扉もないので、これも改造して増設しようと思います。
 鉱業所のある駅で、一般客の扱いはほとんどなく、小さな駅事務所兼、客待合室という感じです。
 夕張11形は、残念なことに使いたかったモータSE15ですが、幅が約1.5mm大きくて入らないことがわかりました。残念ナリです。9200で換装した中華製SS10JOTTTBA(ミネベア?)を搭載することになります。ギヤボックスのアイドラにはベアリングを試してみようと思います。