ナローレイアウトツアー2019年06月01日 23:01

 KKCのナロー好きの人たちが企画した、林鉄ビルダーであるS氏宅のレイアウトツアーに同行させてもらいました。HOn21/2の秋田営林署をイメージした2m×2mくらいのレイアウトです。
 まさに活きている林鉄という感じが伝わってきます。ストラクチュアやシィーナリの密度や、フィギュアの使い方がそれを支えているのだと思います。

 DCCコントールで、運材車の木材の中にサウンドデコーダがうまく隠されています。ドラフトを奏でながらチュクチュクとロッドを回してかわいらしいCタンクが快走しています。線路は、分岐器含めて#40をハンドスパイクされています。スパイクの方が、細かい修正や気候による線路の変化に対応しやすいとのこと。
 ちゃっかりと、持参した魚梁瀬のシェイ(杉山模型)の記念撮影です。運材車などと比較するとちょっとオーバースケールのような気もします。
 製作中のモジュールにも、いろいろ参考になる点があり、工事再開のモチベーションが高まってきました。

第4回池袋鉄道模型芸術祭2019年03月26日 22:52

 3月23~24日で、池袋で開催の鉄道模型芸術祭に出展してきました。お越しくださいましたみなさま、ありがとうございました。
 今年は、個人ではなくHOJCクラブのひとつのコーナーとして展示しました。いつもの自動運転盤から自動運転モジュールに少し進化したものです。
 もうひとつは、会長が作った6.5mm、9mm、10.5mm、12mm、16.5mmのモジュールでの1/87車輌走行です。1/87の新幹線0系からバテロコまでが揃い踏みです。こういった展示は初めてではないでしょうか。線路マイスター稲葉さんの3線式ポイントもディープ感を出しています。
              展示ブースの全体

 で、今回もお約束のトラブル続発です。①搬出直前の最終確認時、あるセクションだけ車輌を認識しない問題が勃発。2両入線すると認識するので、対処として、余っていたデコーダをダミー負荷にすることに。しかし、これは会場で組んでみると再発せずです。
     トラブル調査をしながら設営中(配線がひどいです)
        搬入が遅れたので、わたしひとりです

②1日目、ポイントの切替に不良発生。車輪が割り込む。固定化して対応。③2日目、さらに別のポイントが切り替わらなくなりました。固定化して対応。このため、自動運転プログラムは大幅に変更です。④2日目、シェイのべベルギアが空回り。帰宅して調べたら台車ネジの緩み。
 それに対して新作の北丹2号機は、期間中フルに走行してトラブルがなく、発煙装置も好調でした。ただ、塗膜が弱すぎて、あちこちが剝げてきました。やはりファレホは無理だったかな。元気がでてきたら塗りなおします。
 また、DesktopStationさんとも連携して、同人誌やOpenSoundのフライヤも配布しました。
 自動運転には、多くの方が興味をもっていただいたようです。ゆっくり目に動かしていたためか、往復運転だけでも楽しめるよねとか、発煙も実物とはぜんぜん違うのですが雰囲気がでているとか、子供から大人まで好評でした。
特に焚口の点灯は、よく見ないとわからないのですが、子供達が見つけて驚いてくれて、苦労しがいがありました。全体に展示としては、まあまあだったのではと思います。しかし、依然としてDCCへの敷居は、技術面とコスト面で高く感じられているようで、やってはみたいけど導入は難しいとのご意見も多かったです。課題はここをどう突破してもらうかでしょうか。
 ちょいとトラブルが多くて疲れましたが、楽しませていただいた2日間でした。

ホッパー製作(3)ちまちまと、そして..2019年03月14日 01:02

 きょうは気分を変えて、ホッパーのちまちました部分をこさえていきます。まずは、電灯です。鉱石の出し口あたりに、傘電灯を設置しようと思います。もちろんLEDで点灯させます。最初は、薄真鍮板を適当に切ってスクラッチしようと思っていたのですが、さかつうさんで傘の部品を売っていることがわかり、時間節約のため購入してみました。傘だけ12個入っていて約4,000円です。
 ちょっと高いですね。しかし、LEDの1608サイズがピッタリ入るようになっているスグレモノです。指定のとおり、光が漏れないように電球部分を除いて、全体をエナメル白で塗り、外側を緑で塗っています。筆塗りですが、光が完全に漏れないように塗るには何度か乾燥させながら重ねていく必要がありました。エアブラシの方が早かったかもしれません。
 つぎに、鉱石出し口の扉を開閉するための丸型ハンドルの塗装です。アクセントに黄色で塗ってみました。黄色は隠ぺい力が弱いので、筆塗りでは思うように仕上がらず、以前購入していた中華製コードレスエアブラシの初お目見えとなりました。充電式で、円筒形のグリップにポンプと電池が入っています。それに、おまけのようなシングルアクションのエアブラシがついています。
このブラシですが、極細は吹けませんが、北丹くらいの大きさにはちょうどよい吐出量でした。あまり、期待していなかったのですが、ちゃんと塗れました。
しかも、コードレスはブラシさばきが楽です。これに、手持ちのダブルアクションのブラシが取り付くともっとよいのですが..ほかに、カップが小さすぎるので、市販の大きなものと交換したいです。モジュールを塗るのにも便利そうですし、もうちょっと実験してみます。
 話が飛びますが、電気グルーヴのピエール瀧の逮捕で、週末に楽しみにしていたライブが中止になってしまいました。役者としても好きだったので、とても残念です。ちゃんと復帰して、再びパフォーマンスを発揮してほしいものです。

ホッパー製作(2)2019年02月15日 00:02

 シュータあたりの工作です。材料の約0.05mmのアルミ板を、実寸図面のシュータ型紙に合わせてカットし、折り曲げます。実寸図面をコピーしたものを両面テープでアルミ板(というか分厚いアルミホイル)に貼って、はさみでカットします。その後両面テープを剥離するのですが、全面に貼ると粘着力が強すぎて、はがすのに苦労しました。
 2作目からは、細めに切ったテープを貼り、さらに指でペタペタして粘着力を低下させて貼り付けて作業をしました。これなら、はがしやすいです。
 その後、ラジペンやヤットコでそれらしく折り曲げ、現物合わせでさらにカットします。
 実際にどんな感じになるか、IMONさんとこのセキ3000を並べて、仮止めして様子を眺めます。なんかホッパーらしくなってきましたよ。
    左下のアルミ板と型紙でシュータをつくりました

 また、このアルミ板は、マイクロエンジニアリングの茶染め液で、ある程度染まったので、これをベースレイヤにして、薄くウェザリングすることにしました。
         シュータは、まだ染めていない状態です

 ワイヤーブラシで木材の表面を荒らしたのですが、ちょっとけば立ちすぎでしょうか。
 仕事を終えて、食事や風呂に入っていると、23時近くになるので、平日はがんばって1時間程度の作業しかできません。なかなか進捗しませんね。

ホッパー製作(1)2019年02月12日 00:35

 1か月くらいブログを更新していませんでした。総合テストまでいっていた北丹ですが、その後いろいろ起こって、なんだかんだと手を入れておりました。ようやく、走行テストまでは到達です。
これは、別稿で...
 3月の祭に向けて、モジュールの強化をはじめました。まずは、鉱石ホッパーです。北米では、HOPPERではなく、ORE BINが一般的なようです。どう使い分けるのでしょうか?
 Builders In Scale社から購入したORE BIN+Trestleのキットを組み立てます。貯蔵量はセキ3000一杯分くらいでしょうか、かわいらしい小さな木造のホッパーです。

 まずは、様子見でTrestleから組み立てました。だいたいのサイズにカットされているのですが、まとめて袋に入っているので、パーツリストや図面をたよりに、材料の分別とチェックです。その後、説明書に書いてあるように薄めた黒で染めます。説明書に、アルコールに黒の靴墨を溶かしたものとありますが、100均で買った黒のアクリル絵具とタミヤのアクリル溶剤で、染めました。

 付属の実寸図面をコピーして型紙にし、100均両面テープにカットした材料を貼り付けていきます。接着剤は、これも100均の木材用瞬着です。100均大活躍です。

 部品点数が少なかったので、半日で完成!

 次にホッパーに取りかかります。ワイヤーブラシで荒らすと、古びた感じになる、らしいのでハンズで買ったステンのワイヤーブラシでブラッシングしました。

 染色して、テンプレートを使って組み立てます。あまり細かい作業は必要ないのですが、こういった部分もあります。

 ホッパーのフレームのできあがり。シューターなどはこれからです。

 内部は3つの仕切りを設けました。取説とは異なる方法で製作。これだけで2時間もかかってしまいました。

裏側からみたところ。
作っていて気がついたのですが、ホッパーは、裏から見た方が、かっこいいです。斜めになっている底板のあたりが、特にいいです。そこで声を大にして言いたい、「ホッパーは裏が美しい」と。
 しかし、モジュールやレイアウトでは、裏から見えるように配置することはまずありません。だいたい、裏側は山がせまっているか、接していることが多いからです。残念です。