C55流(9)2013年07月08日 23:47

引き続き、モータの話。
引き出しのスムースさはIMONモータに軍配があがるのですが、定量的にその差がわからないかと、テスターで測定しました。
■まずは、IMON1527Dのスタート電圧と電流。
約2.0Vでスタートします。テンダーには集電用にアルミブロックをウェイトとして載せています。スムースなスタート。
消費電流は、約20mA。

■つづいて、MASHIMA MH1630です。
約2.4Vでスタートします。ややモータの唸りやコギングが発生します。
消費電流は約61mAです。パワー感があるのは、消費電流が多いからでしょうか。

起動電圧はIMONモータが低いのですが、この程度の差はギアボックスの調整などで変化するので、誤差の範囲と分析しています。消費電流の差が牽引力に影響があるのか、また実験したいと思います。
起動電圧では大きな差はありませんでしたが、現段階では、スムースなスタートをするIMONモータを使っていく予定です。

■ショートとの闘い...
DCモードでは気がつかなかったのですが、DCCデコーダで運転してみると、IMON線路で組んだS字やカーブの入り口で、ショートしてコマンドコントローラの電源がOFFになります。DCモードでは勢いで多少ショートしながら走っていたのではと思います。
車体を左右に動かすと、瞬間的にショートしていました。
対策として、従台車のタイヤが当たりそうなところを削ってみました。テンダー台車のブレーキシューもさらに削り込んでいます。
ショートしそうなポイントと対策を整理すると、つぎの5箇所になります。
(1)テンダー台車のブレーキシュー →台枠を傷つけないようにひたすら削る
(2)従台車の内台枠 →ちょっと削ってみる
(3)ドローバーをテンダー側に合わせて位置を上げすぎると、台枠に接触しやすくなる →位置調整と絶縁テープなどでガード
(4)従台車の上部の灰箱付近と、車輪の接触 →絶縁テープなどでガード(下写真)
絶縁テープは、まるいち式セロテープを使っています。最終的には、ちゃんとなるはずです。
(5)テンダーのブレーキシリンダのロッド部分
不幸にも絶縁タイヤ側にあるので、少し削りました。

まだ、上回りやロッド類を取り付けていないので、新たなショート箇所がでてくるかもしれませんが、ええ加減な対策でもスムースに走るようになりました。ホントは調整に半日かかったのです。

突然ですが、台枠のスケ具合の確認。第2働輪はギヤボックスでスケませんが、他の働輪は走るとチラチラといい感じです。


ワンタッチドローバーは、ちょっとよくない。
付属のものはバネがすぐにバカになって、集電不良になってしまいました。りん青銅線をΩ状に曲げたものがバネですが、ちょっと力不足です。接触点をかせぐために、別のりん青銅線をハンダ付けしました。しっかりしたバネをつくる必要があります。天賞堂さんとこのは、鉄線の固いものでした。
ここは、IMONさんとこの伸縮ドローバーを使ってみたいです。