給水塔をつくる(5)吊り下げフック2020年04月15日 00:45

 仕事から帰ってからの工作時間は約1~2時間に限られるのですが、少しでも手を動かしていきます。きょうは、給水タンクの下部構造物と、吊り下げフックをこさえます。
 実物は、塔の骨組みはレールを使っています。タンクを支える下部構造には、そのレールの端面が見えて、ちょっとしたアクセントになっています。#55のマイクロエンジニアリングのレールの切れっぱしがあったので、それを適当に切って構造となる土台に瞬着などで貼ります。また、1.5×1.5mmひのき材でレールの間をつなぎます。
  水タンクは古カレンダー、下部構造は工作用紙
  レールの端面がチラ見できるのが、よい感じです
 
 タンクには、たぶん設置やメンテ用に使う吊り下げフックがついています。Φ0.4の真鍮線をなまして曲げたフックを4か所取り付けます。これが、結構時間がかかりました。フックを曲げたり、タンクのフランジに穴を開けたり、細かい作業が続きました。
 屋根は、表面の緑色を刷毛キサゲで削って、下地に塗ったオキサイドレッドを錆のように見せてみました。が、いまひとつです。う~ん...
      仮に各パーツをのっけてみました

給水塔をつくる(4)屋根ほぼ終わり2020年04月05日 23:46

 巣ごもり工作で、屋根の続きをつくります。日が変わってもめんどくささは変わりません。なんとか貼りこみ完成。屋根板の境界には、DMの封筒から切り出した幅1.5mmの帯板をそれらしく貼っておきます。

 アルミの波板はカッターで切れるのですが、刃はケチらずにポキポキと折って、できるだけ新しい刃で切るのがコツです。
 凍結防止のストーブの煙突は、エコーさんのT字型。穴を貫通させてみました。屋根型の方が似合うかも。

 完成した屋根板は、ミッチャクロンで下地をつくって、ガイアカラーのオキサイドレッド(戦車の下地色)を吹き付けておきます。後で、屋根はダークグリーンに塗るのですが、後でグリーンを削って下地の錆び色(オキサイド)を出そうと考えています(戦車プラモ塗装でよくやる手法)。

 土日のわりには、あんまり工作がはかどりませんでした。

給水塔をつくる(3)屋根貼りはめんどい2020年04月04日 23:39

 新型コロナで外出もままならないため、巣ごもり工作で給水塔の屋根をこさえていきます。トタン葺きにしたいため、大昔に天賞堂かどこかで購入したCampbellのアルミ製波板を使います。一番ピッチが細いものです。これを5mm幅にカッターで切り出して、瞬着で貼っていくのですが、思った以上にめんどいです。

 屋根は八角錐なので、頂点に向けてだんだん細くなっていきます。そのため、一面ごとに貼っては、となりの面との境を切っていく作業となります。
  面の境界を整えて切るため、ひとつおきに完成させます

 結構、地味で神経を使う作業のため、途中でくたびれて、残りは明日に回すことにしました。やれやれ。

給水塔をつくる(2)2020年03月31日 23:45

 給水塔もほったらかしになっていましたが、工作再開です。外板は、2×1mmのひのき材を寸法でカットして、実寸を描いた方眼用紙に両面テープを貼って、その上からペタペタとひのき材を貼っていく方式です。あとで、瞬着を染みこませます。
 ひのき材は、カットした後あらかじめバフ系アクリル塗料で染めておきます。バスウッドに比べると、浸透が遅いようです。
 その後、窓を抜きます。窓枠はエコーの窓枠セットから適当にカットして、それらしく取り付けます。出入り口もカットして(写真で写っていない側)、その切り取った材で扉とします。
    左下のような側板パーツをつくって、組みたてます

 側板を組み立てます。瞬着を点付けして接着します。工作用紙で六角形のベースをつくって、床としてはめ込みました。なんとなく、雰囲気でてきました。

給水塔をつくる(1)2020年02月16日 18:04

 石炭台をこさえたら、給水塔もほしくなってきました。北海道っぽいのをネットで探していたら、機芸出版社「ストラクチャー・モデリング1」に、平田克良氏のこじんまりとした給水塔の作例が載っていることがわかりました。この本は確か買ったはず、と実家の本棚をリモート(娘に頼んで)で捜索したのですが見つからず、結局FABさんとこから借用することに。
 全体のバランスは、ちょっと鈍重な感じなのと、寂れた地方鉱山鉄道なので、もう少し小振りにすることにしました。1/80の模型図が掲載されているので、これを参考に1/87化とスリム化を図ります。
  当時、平田氏のリアルなストラクチュアはあこがれでした

 実際にモジュールに置いてみた具合と、製作方法を確認したかったので、100均の工作用紙でプロトタイピングしました。水タンク本体のベースには、OLFAのサークルカッターを使って円形を切り出したのですが、固定部分にガタがあって0.5mmくらい径が動きます。超便利ツールなのに残念です。0.28mmのプラ板をスペーサとして入れるとしっかり固定できます。

 また、タンクのリベット表現は、昔の謄写版で使われた、トゲトゲがクルクル回るやつを使おうを思ったのですが、これも見つからず。長谷川から確か出ていたはずと探したのですがディスコン。代わりにインターアライド(プラモメーカのトラペッター製造)の製品を購入しました。ピッチの異なる歯が4枚もついていて、700円台!と激安です。まあ、本体はプラであまり剛性はありませんが。
でも、いい感じにリベットが簡単に打てました。使った紙は、古カレンダーの薄手アートポスト紙です。ピッチはタテが0.8mm、ヨコは1.0mmです。

 雑な感じですが、プロト完成です。スポートもアート紙で雰囲気です。屋根が作図ミスで高くなってしまったので、5mmくらい低くしようと思います。
プロトタイプと比べると、雰囲気が異なりますが、これはこれでこじんまりとして、よい感じではないでしょうか。
それでは、さっそく本作業を開始します。といきたいところですが、これだけで半日かかり疲れていまいました。きょうは、ビールを飲みながら妄想を膨らませ、続きはあしたに。