C55流(10)2013年07月10日 00:53

ひと休み。
きょうは、半田ゴテに電気が入りませんでした。
仕事を終えてからの工作は、やはり長時間できません。
サイドロッドのバリ取りと、給水温め器の整形のみ。
ロッドは、かちっとした感じにしたいのですが、削りすぎもよくないので、適当なところで止めておきました。

ロッド類を並べて、部品チェックです。
ちょっと関節が固いものもあるので、調整が必要です。
しかし、組み立て済みは楽です。真鍮蒸気新参者には、とても助かっています。温め器は、左右均等に取り付けられるよう、ヤスリで取り付け用の突起を整形しました。

これは使えるかも
秋葉で買ってきた接点復活剤。
なんと「接点復活」。KINGです!。これ以上はありません。
思わず名前で買ってしまいました。

もともとは、学生時代から使っているプリアンプのボリュームのガリを直すために購入したものです。所期の目的は果たしたので、鉄道模型のレールやタイヤの清掃に使えないかと、試してみました。
KINGを使ってレールの清掃を行い、タイヤに少し塗布したところ、DCCサウンドで集電不良で音飛びやリセットがかかっていた車輌が、安定して走行するようになりました。
油分があるので、ほんの少しつけるのがよさそうです。
アルケ社からLOCOという集電性向上剤が販売されていますが、油分はそれと同等だと思います。引き続き使って、様子をまとめようと思います。

(追記)
この記事を書いた後、井門さんのブログを読んだのですが、まさにC55流を製作中でした。この記事に、珊瑚さんから縁取りなし側カバーのオプションパーツが出ているらしい、という情報も。ちょうど、広島に配置された日立の36、37号機にしたいなと考えていたので、入手できるのなら使ってみようと思います。
合運では、是非井門さんと重連をお願いしたいです。よろしくお願いします。

C55流(9)2013年07月08日 23:47

引き続き、モータの話。
引き出しのスムースさはIMONモータに軍配があがるのですが、定量的にその差がわからないかと、テスターで測定しました。
■まずは、IMON1527Dのスタート電圧と電流。
約2.0Vでスタートします。テンダーには集電用にアルミブロックをウェイトとして載せています。スムースなスタート。
消費電流は、約20mA。

■つづいて、MASHIMA MH1630です。
約2.4Vでスタートします。ややモータの唸りやコギングが発生します。
消費電流は約61mAです。パワー感があるのは、消費電流が多いからでしょうか。

起動電圧はIMONモータが低いのですが、この程度の差はギアボックスの調整などで変化するので、誤差の範囲と分析しています。消費電流の差が牽引力に影響があるのか、また実験したいと思います。
起動電圧では大きな差はありませんでしたが、現段階では、スムースなスタートをするIMONモータを使っていく予定です。

■ショートとの闘い...
DCモードでは気がつかなかったのですが、DCCデコーダで運転してみると、IMON線路で組んだS字やカーブの入り口で、ショートしてコマンドコントローラの電源がOFFになります。DCモードでは勢いで多少ショートしながら走っていたのではと思います。
車体を左右に動かすと、瞬間的にショートしていました。
対策として、従台車のタイヤが当たりそうなところを削ってみました。テンダー台車のブレーキシューもさらに削り込んでいます。
ショートしそうなポイントと対策を整理すると、つぎの5箇所になります。
(1)テンダー台車のブレーキシュー →台枠を傷つけないようにひたすら削る
(2)従台車の内台枠 →ちょっと削ってみる
(3)ドローバーをテンダー側に合わせて位置を上げすぎると、台枠に接触しやすくなる →位置調整と絶縁テープなどでガード
(4)従台車の上部の灰箱付近と、車輪の接触 →絶縁テープなどでガード(下写真)
絶縁テープは、まるいち式セロテープを使っています。最終的には、ちゃんとなるはずです。
(5)テンダーのブレーキシリンダのロッド部分
不幸にも絶縁タイヤ側にあるので、少し削りました。

まだ、上回りやロッド類を取り付けていないので、新たなショート箇所がでてくるかもしれませんが、ええ加減な対策でもスムースに走るようになりました。ホントは調整に半日かかったのです。

突然ですが、台枠のスケ具合の確認。第2働輪はギヤボックスでスケませんが、他の働輪は走るとチラチラといい感じです。


ワンタッチドローバーは、ちょっとよくない。
付属のものはバネがすぐにバカになって、集電不良になってしまいました。りん青銅線をΩ状に曲げたものがバネですが、ちょっと力不足です。接触点をかせぐために、別のりん青銅線をハンダ付けしました。しっかりしたバネをつくる必要があります。天賞堂さんとこのは、鉄線の固いものでした。
ここは、IMONさんとこの伸縮ドローバーを使ってみたいです。

 

C55流(8)2013年07月06日 20:31

テンダー台車の組み立てです。
台車枠と枕バネをハンダ付けします。ロスト部品で熱を食われるので、100Wのコテが威力を発揮します。
こういう時にこそ、去年作った炭素棒ハンダゴテを使えばよいのですが...ねぇ。
従台車もショートの危険度が高いのですが、この台車もしかりです。ブレーキシューが実物並みにタイヤに近づいていて、絶対ショートします。ヤスリで削りました(上)。
実は、この程度ではまだ完全ではなく、さらに削り込んでいます。

テンダー床板に、試験走行に必要最小限の部品だけ取り付けました。ロストのブレーキシリンダは細い線などが柔らかく、取り扱い注意です。知らない間に、ひん曲げていました。

井門社長様。
いいモータですね。
キットには、MASHIMA MH1630(上)というモータが付属しているのですが、試しに先日購入したIMONモータ1527D(両軸)に換装してみました。取り付け穴が対角線に空いているため、斜めに取り付きますが、長さ、直径ともにほぼピッタリです。片一方の軸はカットが必要になるでしょう。スペースがあれば、フライホイールをつけることも可能かもしれません。

MASHIMA(M)との差は起動時の滑らかさです。Mががっつんというスタートに対して、IMONモータはスルスルっと滑らかに動き出します。音も静かです。しかし、電圧を上げてからのパワーはMの方が強いようです。また、電圧と車速を比較したところ、Mの方が回転数も高いです。
まずは、IMONモータに換装することにしました。今後、DCCとの相性や牽引などの比較も行っていきたいです。
とりあえず、試運転レベルに近づいてきました。

C55流(7)2013年06月29日 15:06

先台車と従台車を組み込んでみました。
なかなか、ええ感ではないかい。
早く動く状態にしたくなります。説明書では、シリンダやバブルギヤの組み立てになりますが、そこははしょってモータ取り付けと、テンダー下回りをつないで試験走行を先に行うことにします。
というのは、従台車を組み込んでいる時、いろんな箇所でショートしやすいことが判り、なるべく先に片付けておきたいと思ったからです。

これは失敗!
火室の下部に、片側2箇所ずつダンパーという四角い真鍮小片をハンダ付けするのですが、一番最後につけようとすると、コテ先が入りにくい。先に、火室底板につけた方が工作が楽でした。
ちなみに、ダンパーというのは、「蒸気機関車メカニズム図鑑」によると「横戸蓋」と説明してあり、火室に燃焼用の空気を取り入れるものだそうです。確かに機関車の写真を見ると、開いているものや閉じているものがあります。

今回の製作でお世話になっている参考図書たち。
C55流線形の写真はほとんど載っていませんが、図面だけでも構造や機構を知る上でとても役立っています。
白状すると、蒸気機関車のキットをつくるのは2作目で、1作目は流山サドルタンクなので、真鍮製は初めてとなります。
ごちゃごちゃとしたパイピングのない、流線形でよかったぁ。

C55流(6)2013年06月18日 22:52

方南めぐりで、組み立て方がわかったので、火室部分を組み立てました。
まだ、火室底板の後部(テンダー側)は固定しておらず、ドローバーを取り付けて様子を見てハンダづけする予定です。
また、従台車の取り付けも兼ねたZ型のモータ取り付け台も点固定とし、従台車をつけて位置決めすることにしました。
平日の夜は、まとまった時間が取れないし、精神的にも体力的にもしんどいのですが、少しの工作でもストレス解消になるようです。ただし、うまくいったときですけど..