9200走行性能改善(3)モータ調整2018年07月14日 23:30

 今週はなんだかんだと夜の会が多くはかどりませんでしたが、DCCデコーダのモータ調整を追い込みました。結果、かなりのスローが効くようになりました。

 モータ調整は、TSUNAMI(soundtraxx)の場合、CV209=Kp、CV210=Ki、CV212=BEMF feedback、CV213=sample period=Kd、CV214=sample apertureを使います。
DCCのデコーダは、モータをPID制御という方法でコントロールしており、上のパラメータの組み合わせで最適な状態を追い込みます。(PID制御はネットで探せばいろいろ説明が見つかります)
 調整の方法は、海外サイトにも例が載っています。これらを参考につぎのように行いました。
(1)CV2=0、CV3=0、CV4=0 (デフォルト値にする)
(2)CV209=0、CV210=0 (モータは動作しないので注意)
(3)スピードステップを2~3/128にしたとき、動き出すようCV209を増加。だいたい40~60にすると動く
(4)動き出しがスムースになるようにCV210を設定。だいたい5~10くらい。
(5)CV212=140くらいにして、BEMF量を減らす。
(6)CV213,214=7くらいにしておく。
(7)(3)~(6)の調整を値を小さくする方向で調整する。場合によっては、増やすこともトライしてみる。
(8)いい感じになったら、CV3,4を調整。
(9)ドラフトタイミングを調整。CV212を調整するとこのタイミングも再調整が必要。


デフォルトでのモータ設定 3/128ステップでの走行


モータ調整後 2/128ステップでの走行

結果、このモータの場合 CV209=10-20、CV210=3-7、CV212=135-140、CV213,214=5で、スピード1~2で動きだし、コギングも低下してスローもかなり効くようになりました。

 私は、小さなpoint to pointのスペースで動かすことが多いのと、模型との視距離も短いので、スローが効いたほうが実感的に楽しめます。エンドレスでの高速走行が中心だったり、もともとスローにこだわらないのであれば、デコーダのデフォルト設定のままでもよいと思います。

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