頸城コッペル2号機(11)しりせま完了!<5>2020年08月11日 02:05

 仕事がいろいろ立て込んで、家に帰っても工作する元気もでず、2週間ほどグダグダと過ごしていたのですが、ようやく「しりせま」活動もほぼ完了です。
 最終的に、シリンダ回りで片側約1.0mmずつ幅を狭くしたのですが、クランクピンを加工したりと、思った以上に深い沼でした。クランクピン加工は、コードレスのドレメルを使って、ドリルレースしたのですが、バイトもいい加減な自作品だったこともあり、カチッとエッジが効いたできあがりにならず、ホントに旋盤欲しいなと思いました。
 上がオリジナルのクランクピン。下が幅詰めの加工したピン

  真鍮パイプでヤトイをつくって、ドレメルに取り付けて切削

 何をしているかというと、サイドロッドのクランクピンの外周をひと回り(0.1mmくらい)太くしたいため、極細パイプをはめてハンダ付けしているところ。旋盤があればねぇ。

 キットは、アラン式回りのロッドは組み立て済みです。プレス部品もあるので、細く削ったりエッジを立てたりしています。

      とりあえず、片側の組み込み完了

 <しりせま>効果ですが、上回りが手付かずなので、こんな感じかなという程度ですが、シュッとした細身の雰囲気はでたように思います。

 ほぼ完了というのは、まだ仮組み状態なのです。シリンダはロックタイトでの仮固定ですし、リバースシャフトも仮付けです。また、集電は3軸のうち2軸にブラシを当てていますが、集電不良を起こすことがあります。低速域での走行の安定性にもムラがあるので、本組みした後、集電強化や調整が必要ですね。

 目玉のアラン式ですが、フルワーキングではないので、動きにエキセントリックさがなくて、はっきり言って物足りません。先達である深田実佐夫氏は、1/80、9mmでフルワーキングを自作されていらっしゃいます。チャレンジしてみたい気もチラっとしたのですが、沼のつかり過ぎも体に悪いと思い、またの機会にしました。もう少し調整をして、上回りの製作をはじめましょう。