C55流(19)2015年04月06日 00:17

 走る形にして、はや1年半がたちました。ちょこ、ちょこっと進めています。今年になって、ボイラー回りのパーツを取り付けています。ようやく90%くらい完了しました。
 全体の流れは、エアタンク→コンプレッサ→給水ポンプ→パイピング→他の細々した補機という作業です。制式機のキットは初めてなので、パイピングがよくわかりません。15年くらい前に買っていた「蒸気機関車メカニズム図鑑(グランプリ出版)」を参考に、機能も勉強しながらパイピングしていきました。この本には助けられました。
 コンプレッサは付属の架台を使うと、流線カバー内に収まらなくなるので、架台はほとんど削ってキャブ幅内に収まるように調整しています。給水ポンプ架台、砂箱などもできる限り薄く削りました。また、オイルポンプ台、発電機台もひとまわり小さく切っています。パイピングは、折り曲げ済みのものが入っていますが、微妙に位置があわないので、放熱管などの一部を除いて、新たに真鍮線で作り直しました。エアタンクのまたぎなども追加しています。井門さんのブログも参考にさせていただきました。
あとは煙室扉開閉用のシリンダと、いくつか追加パイピングをすれば完成となります。このディテールは外からは全く見えないのですが、機関車を持ち上げて下からみると、チラ見できるのがちょっとよい感じです。リアリティでてます。
 走行系では、うしろ重のため第一働輪にあまり荷重がかかっていません。ローラー運転台などで確認できます。そのため、煙室扉の開閉機構とペチコートはやめにして、ウェイト補重を考えています。ボイラー上にもウェイトを載せたいですね。 前照灯はやや小ぶりですが、いただいたC53用に換装します。

これからの予定
・煙室扉の固定化、ヘッドライト換装
・照明工作(前照灯、キャブ内、焚口)
・ギヤボックスのボールベアリング化、性能評価
・ウェイト補重
・DCC配線の整理とコネクタ化
 


第13回 関東合運に行ってきました2013年10月14日 23:59

 10月13~14日で、第13回関東合同運転会in埼玉けんかつに行ってきました。HOJCクラブでの参加となります。関東合運は初めてです。天気は快晴、汗ばむくらいです。前日のC55流の準備は未明までかかり、睡眠不足状態です。

 渋谷→(埼京線)→大宮→(新都市交通ニューシャトル:写真上)→内宿→(送迎バス)→けんかつへ11:30頃に到着です。
 ここの送迎バスの塗装はなかなかいい雰囲気あります。


 到着。

 立派な建物にびっくりです。あちこちにコバトン食堂の看板やのぼりがあります。コバトン?食堂の店長が小林さんなのか??にしても、人があまりいません。

 
 私が一番遅いようで、みなさんすでに全開モードで運転されていました。受付をすませ、まずは、競作のC55流をヤマさん製作のひな壇に設置させていただきました。今回は、背景付でおしゃれな感じになっています。Hさん、IさんのC55も並んでいます。同じキットを組み立てたものですが、それぞれで組み立てのアプローチが異なり、前面煙室やキャブ屋根などのカーブはそれぞれ微妙に違っています。
今年の競作のテーマは「流線形」。
下の写真は、M氏のC53。設計からご自身で行い、3Dプリンタでのロスト原型作りにチャレンジされています。グレスレー式弁装置が正確に再現されています。3気筒をつなぐ、連動大てこの肉抜き穴まで再現されています。次元が違いますね。


IBさん提供の流線形の参考資料の脇を駆け抜ける私のC55流とIさんのC57+北斗星。


 そうこうしているうちに、お昼となりました。今日は、コバトン食堂で、特製コバトンカレー(ショーケース2段目一番左)
+ドリンクバー(\650+\300)。地元の野菜たっぷりカレーです。特ににんじんがおいしかった。でも肉はもっとほしい!

 コバトンあらわる。小林さんではなかった...

 今回の目的のひとつは、C55流線形の3重連です。Iさんの車輌はテンダーが間に合わなかったので、2重連で運転です。最初、私のモータ配線間違いで、2両が押し合ったり、引っ張り合ったりとお笑い状態でしたが、なんとか重連に成功です。テーブルの段差の影響などでショート気味でしたが無事周回を重ねることができました。

 もうひとつの目的は、相武鐵道。実際の生レイアウトを体験することです。この田んぼの表現力はすごいです。水面が反射して光って、ほんと夏の風が吹き抜けるあぜ道を感じることができます。私の東野DC20も絵になります。客車をお借りした混合ミキストです。雑誌の撮影にも参加。




 18時から夕食タイムです。ハゲタカのように食事とお酒が食い尽くされていきます。約2時間後、一本締めでお開きとなりました。このあと、日付が変わるくらいまで各部屋で2次会の開催です。


 2日目は、C55をDCCモードに変更して、サウンド付で走行させました。会場の体育館では30mm程度のスピーカの音は小さすぎですが、小さいながらも音があると雰囲気がでます。
 また、ショート対策では、先台車、従台車の絶縁側が台枠に当たりそうな部分にセロテープを貼りまくって、応急措置をしました。これで、かなり安定して走行できました。家に帰ってから、また削ります。
 サウンドデコーダはESU(v3.5)by熊田貿易C57音源です。モータはIMON 両軸モータ1527D(片軸カット) です。平坦路では、熊田の31系客車4両(真鍮:プレーン軸)+60系客車1両(真鍮)を引き出すことができました。もう一両追加すると、働輪が空転します。モータトルクよりウェイトが不足しています。勾配線はまだ走行したことがありません。
 そろそろ、各クラブのレイアウト訪問開始です。クラブレイアウトだけあって大きい!長編成がNゲージのように見えます。逆に大きすぎて、どこをどう見てよいのかわからないくらいです。
 グループ軌道線のレイアウト。
 R170(だったと記憶)の小さめのレイアウトですが、作り込みの密度の高いストラクチュアとハンドレイの線路が美しい。走っている車輌たちは、TMSにも載ったDCCのよる扉開閉付。扉灯がつき扉が開くと、思わず「おーっ」と声が出てしまいます。

 モジュラーの組み方。KATOのジョイントのみを使っています。クロッシングの裏は、DCCの制御基板やも分岐器用のモータがコンパクトに収納されています。


日本トロリークラブのモジュラーレイアウトです。停留所がいい感じです。


日本0番鉄道クラブ。Oゲージの機関車。重量感が満点です。

合運のテーマ 急行「雲仙」・「西海」の作品群。調整が大変だろうけど、編成を組んで走ってほしかったな。

2日目のお昼は、コバトン丼+ドリンクバー(\750+\300)

体育館会場。中央がHOJCの展示場所です。

そして、14時。閉会式と後片付け。


「相武鐵道」楽しませていただきました。ありがとうございました。
撤収時に楽屋裏をこっそりと撮影しました。ムフフ。
なるほど、そうなっているんですね。

ではみなさん、また来年会いましょう。

C55流(18)2013年10月05日 23:50

2分割した煙室カバーのカーブをなだらかになるよう削っていきます。煙突部分は、左右を少し削りこんでいます。
上が加工後、下は加工前です。

だいたい削れたら、煙室部分を仮止めして、傾きなどをチェックします。写真を見ると、もう少しなだらかなカーブのようにも見えるものもあります。
煙突部分も仮に当てて、長さを調整します。煙室部分を1mm程度、短くしました。

仮固定の状態で、煙突部分をハンダ付けします。
2分割からの復活です。
ここで、仮固定を一旦はずして、煙室カバー全体を整形します。
両サイドにすき間が空いています。

その後、煙室扉をつけたところと、その裏面。

裏は汚いですね。

扉は開閉できるのですが、表から開けるには、何かを取っ手に引っ掛けるか、なんらかの工夫が必要です。

両サイドのすき間は、0.6×0.6mm角線を煙室カバーの両側にハンダ付けして整形しました。
なんとか形になりました。

ネットで見ることのできる写真と、比較します。
もう少しカーブを寝かせた方がよいかもしれません。でも、いい雰囲気にはなったと思います。


C55流(17)2013年10月04日 23:55

なんだ、これは?

怪しげな自家製ツール
ハイ、曲げてつくった屋根にできた段差をこれではさんで修正しようという考えです。φ4の木の丸棒を切り、ペンチに両面テープで止めただけですが、段差がだいぶん少なくなりました。
下は、プラスチックハンマで、裏から叩いて打ち出しているところです。この2つの作業で、段差もほとんど気にならなくなりました。

ボイラーカバーとキャブ屋根の直線性を見ているところです。若干すき間はできていますが、私の腕ではこんなものでしょう。
キャブ屋根は、これでひとまず終了。

いよいよ煙室カバーに取りかかります。
取説の図面と合わせると、煙室カバーのカーブがかなり鋭角になっているのがわかります。ただ、削るだけでは解決しそうにありません。
カーブを緩くするには、煙室カバーももう少し倒す必要があります。そうすると、全体の長さを短くする必要がでてきます。
いろいろかんがえたのですが...
切断!
もう後にはひけません。
煙室前面を削ってゆるいカーブを表現し、長さを短くカット。煙突のキワで継ぎはぎしようという魂胆です。
果たして、うまくカーブはできるのか?

今日は、時間切れです。
明日から、目黒で軽便祭があります。軽便讃歌Ⅳに行ってきます。

C55流(16)2013年10月03日 00:13

ということで、屋根板は新造することにしました。
まず、その辺の紙切れをあてて、屋根の寸法をとります。

テープで固定して、前面の曲線部分を写し取ります。

形を整えた紙屋根をのせて、様子を見ます。

この紙屋根から寸法をとって、0.3t快削真鍮板から屋根を切り出します。センターもけがいておきます。それから、丸棒や万力で屋根らしく曲げていきます。なまさずに曲げたのですが、やや固くて曲げにくかったです。カーブに段がついたので、なました方がよいかもしれませんね。
初めて作ってみましたが、割りと簡単にできました。

いよいよ、取り付け。
まず、センターあたりで、ボイラーカバー上と、キャブ前板と、屋根の3つをまとめて仮止めしました。ここで、前後・左右をよく見えて、微調整しながら左右2箇所を仮止めします。
ここで、センターの仮止めのハンダをヤスリで削りとり、ボイラ上面からキャブ屋根にかけてが直線になっているか確認します。

その後、本固定します。キャブ前板と屋根板の接合部は、カーブをつけるため、削ります。その削り代として、1mm角線をなまして曲げたものを裏からあてました。

カーブをけずります。ヤスリでボイラーにキズが入るので、セロテープを巻いてガードしています。
どのくらいのカーブなのかは、鮮明な写真がないのでわかりません。原書房の図面では、かなりなだらかなカーブがついています。TMSの図面は、このキットの図面と同様に小さいRとなっています。適当に小さめのRでそれらしく削ってみました。削っても1mm角線までは届きません。この角線は不要かもしれません。

こんな感じで仕上がりました。

もう少し仕上げる必要がありますが、またまたいい感じになってきました。