頸城コッペル2号機(9)しりせま<3>2020年07月03日 01:16

 とにかくひし形なるものをこさえ直して、作業を進めることにします。しかし、あせっていたのかΦ0.2ドリル刃を折りこんで、トホホな状態になってしまいました。塩水の刑に、2日間ほど浸っていただいて、復活です。その間に、あらたにひし形をこさえたりして、ジタバタあがいていました。
   つくりかけや失敗作など含めて、総計6個加工しました

 なんとか完成して、シリンダに組み込んでみます。こさえた本人しかわからない、ムフフなディテールのできあがりです。
     Φ0.2のボルト表現は、ちょっと肉眼には厳しいかも


頸城コッペル2号機(8)失意...2020年06月29日 23:35

 「しりせま」も、いよいよ核心部にせまってきました。きょうは、シリンダへの新しい穴あけです。今の穴から外側へ0.5mmオフセットした位置に、Φ1.0を開けます。ちょうど、四角い土台のキワに穴あけするので、ドリルの先端が滑ってしまわないように注意が必要です。
まずは、Φ0.3→Φ0.5→Φ0.7→Φ0.9→Φ1.0と開けていったのですが、案の定、キワで先端が滑って、中心が少しずれてしまいました。
2つめは、0.5からは0.1刻みにして、うまくセンターに開けることができました。こういう神経を使うが、単純な繰り返し作業は、ほんと修行です。

 なんとか無事に穴あけ完了です。以前にこさえたひし形の受け座を取り付けるのですが..
 ボルト表現のΦ0.2線が少し曲がっていたので、デザインナイフの先で修正しようとしたら、力がかかったひし形の先端が割れてしまいました。
えっ......
あ~、もう風呂入って寝よう!

    失意なれど、一応ピストン棒を入れて雰囲気を確認

頸城コッペル2号機(7)しりせま<2>2020年06月28日 22:58

 「しりせま」にさらに深く取り組んでいきます。シリンダー棒受けのひし形のもの(HOJCのM氏に聞いたら栓という名称がついているそう)に、ボルトを植え込みます。
全体のバランス的には、Φ0.3ですが、穴あけるスペースがないのでΦ0.2にします。ボール盤とXYテーブルで、0.2の穴を開けます。精密チャックに交換したので、フレもなく安定して開けることができます。
0.2の真鍮線を植え込んで、ロックタイトで固定します。ハンダ付けしたいのですが、バラバラになるのを恐れています。

 つぎのステップは、シリンダー側のひし形を削り落とします。シリンダーを把持しやすいように、t0.8の10mm×10mmの真鍮板に固定します。これをバイスでつかんで、ドレメルにダイヤモンドビットをつけて慎重に削ります。ヤスリと耐水ペーパで仕上げます。


 元の穴に、真鍮線を植え込みハンダ付けします。Φ0.8強の穴なのですが、適当な線がなかったのでΦ1.5をドリルレースでギリギリにはまるサイズまで削ります(なんかムダな作業...)。植え込んで、表面を整えて きょうは、このあたりで時間切れです。

頸城コッペル2号機(6)閉まっていた!2020年06月27日 01:47

 きょうは定時に仕事が終わった(終わらせた)ので、夕方から下井草の額縁屋さんに出かけてきました。ストラクチュアやアクセサリの掘り出しモノを探すのが目的です。HPで営業中を確認して出かけました。近所にいる「モップ猫(我が家での通称名)」をかまったりして、道草していたら...
            かなりのお年のようです

 閉まっていた。よく調べると、コロナ関連で今は19時閉店でした。わたしが着いたのは、19時30分頃、当然閉まっていますよね。

おみやげなしとはいかないので、道すがら写真を撮りながら帰ります。こういう↓のに惹かれるのです。コンビニでおにぎりとお茶買って食べたりして、自分をごまかしながら帰宅。
       この苔とコンクリのバランスがよいです

そんなわけで、夜遅くから工作開始。しりせまに取りかかります。シリンダのピストン穴をオフセットするので、新たにピストン棒の受け座をプロトタイピングします。このひし形なものは、前作の北丹でもこさえたのですが、なんという名称なのでしょうか?北丹より小さくて、実物はボルトを貫通させて固定しています。
         ひし形に向けて削っていきます

模型では、Φ2.0(内径1.5)とΦ1.5(内径1.0)とΦ1.0(内径0.7)のエコーさんとこのパイプを重ねたものをベースとして、ひし形にヤスリます。1時間くらいかけて、1個できました。これにボルト貫通を表現するとしたら、スペース的にΦ0.2くらいの穴でないと難しそうです。どうしようかなぁ。とりあえず、それらしい外形のものができたので、今夜は勘弁してもらいましょう。
     厚みは1.0mmですが、まだ薄くする必要があります

頸城コッペル2号機(5)しりせま?2020年06月24日 22:30

 しばらくブログ更新をさぼっていましたが、頸城コッペルはボチボチと進捗しております。今何をやっているかといいますと、「しりせま」です。いわゆる「シリンダー間隔を狭めてみる」にトライ中です。
 方針としては、(1)ロッドピンの頭、サイドロッドの厚みを薄くし、ガタを少なくして約0.5mm狭める。(2)シリンダのピストン穴を外側に約0.5mmオフセット。で、片側約1.0mm狭める。これで、シリンダ幅がキャブ幅とほぼ同じになるかも?しれないというわけです。
 うまくいくかは、まったくわかりません。それで、まずは0.5mm狭めたダミーのシリンダをこさえます。
 ピストン穴とスライドバーがあれば、よいので、t1.0真鍮板とt0.4洋白帯板などで適当にでっちあげます。フレームの穴を利用して、ロックタイトで仮固定です。ロッドピンは、1mmのパンタ用段つきビスを加工してこさえます。頭は薄くして、真鍮パイプをドライバ代わりに使って回します。
ネジを切ったパイプに固定して、ドリルレースで段を薄く削ります

           さらに、ヘッドを削って薄くします

   できあがり。余計に作って、よさそうなモノを選びます

 とりあえず、何とかまとめて動作するところまでたどり着きました。まだ、前進はラピッドスタートするし、全体にギクシャクするので調整は必要です。いつも思うのですが、蒸気機関車を作るたびに、後進の方が走りがよいのです。何か与えられた試練なのでしょうかねぇ。
      サイドロッドとピストンロッドのみでテストです

 0.1-0.2mmの余裕がありますが、ガタもあるのでこの辺が限界

テスト走行の動画です。大きく見たいときは、一旦再生して、下のYouTubeの文字部分をクリックすると大きくなります。