めざせ! 八ヶ岳縦走<横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉>(3) ― 2020年09月01日 23:08
14日の続き、奥の院:横岳に8:34到着。コースタイム10分なので倍かかっています。写真撮っているからでしょうか?
縦走路では、一番の難関と言われています。が、しっかりした鎖もあり、安全です。
足を踏み外すと大変ですが、ここもしっかりした鎖と足場があるので、安全でした。
さらに進んで台座の頭に8:56到着。ここの展望は最高です。
これまで登ってきた、三叉峰、横岳が見えます。また、富士山から北アルプスまで眺望できます。
↑これは、三叉峰の手前からですが、北アルプスがきれいに見えます。下は、拡大した写真です。槍がとんがっています。今年は登ってみたいですね。
本日最後のピーク、硫黄岳に向かいます。9:30硫黄岳山荘でトイレ(大)休憩です。ジュースを飲んだりと、30分くらいゆっくりしてしまいました。
ちょっと、ネパールっぽい色彩にほっとします
硫黄岳はもうすぐなのですが、ダラダラの辛い登りが続きます。
10:20頃到着。でも、山頂の爆裂火口壁はインパクトあります。この色彩感は、なんとも言えませんね。
夏沢峠からの登山者が、エッジに見えます
こんな看板があったら、先に行ってみたいですよね
山頂はかなり日差しが強いのですが、かかとの靴ずれが酷くなってきたので、靴下脱いでメンテナンスします。ついでにストレッチも。
10:40頃、ここからは一気に赤岳鉱泉に向けて下ります。下りは下りで結構きついんです。12:40頃赤岳鉱泉到着。コースタイムは1:35です。靴擦れと膝が厳しくなり、後半はかなりスローになりました。
腹ペコなので、カレーとビールを即注文です。まだ登りがあるのですが、この暑さと開放感にはビールしかありません。
13:30頃出発して、中山乗越を通って、14:15頃行者小屋に無事に戻りました。靴下脱いだら、かかとがズルムケになっていました。
当初は、赤岳鉱泉の昼めしをパスして、テントを回収してすぐに下山という予定でしたが、腹ヘリと靴ずれには、かないませんでした。ダラ~っと、もう一泊することに。
翌朝15日朝、赤岳がきれいに焼けてくれました。あそこを登ったのですね。
行者小屋は小屋営業はしていません。テント泊のみです。土曜日のせいか、テントも増えてきました。お世話になりました。
15日7:30出発、最後は苔の美しい森を抜けて、美濃戸口に下りて、無事帰宅となりました。帰りの下りも結構、膝に堪えました。
(この記事は、9月1日に掲載しました)
頸城コッペル2号機(14)キャブをいじる ― 2020年09月06日 23:08
コッペルですが、やや停滞モードに入ってきました。キャブのリベットがちょっと気になっていたのです。正面/背面から見ると、側面の端面が見えて、リベットが内側に寄っているのです。気にしなければ、気にならないのですが。気にしてしまう悲しい性です。
側面のコバ分、リベットが内側に寄っています
まずは、組んだキャブをばらします。そしてオリジナルのエッチング表現のリベットを削ります。このリベット割と控えめな表現なので、新たに植えるリベットは、Φ0.25mmにしました。
オリジナルのリベットを削ります
再度、組みなおします。継ぎ目が埋まっているかの確認のため、軽くサーフェサーを吹いて確認します。これくらいで勘弁してください。
リベット用の穴を左右同じように開けるためにt0.4の帯板で下穴を開けたテンプレートを作ります。これは、以前ゆうえんさんから教えていただいた手法です。ボール盤とXYテーブルで開けていきます。
このテンプレートをキャブに固定する必要があるのですが、今回は瞬着を使いました。基準穴を開けて、そこに仮止めする方法もよかったかもしれません。これもボール盤とXYテーブルで開けていきます。
テンプレートを使ってΦ0.25の穴あけ中
穴あけ完了。コバのギリギリに開きました
Φ0.25のリン精銅線を植え込みます。お尻の抜けたピンバイスに挟むと押し込みしやすいです。
植え込んだ直後、まだハンダ付けはしていません
その後、ハンダ付けします。キャブがバラけないないよう、温調コテを調整して低温ハンダを使ってみました。流れはよくないですが、安心してハンダ付けできます。
この低温ハンダは融点が93.5℃です。お湯で溶けますね
植え込みなので、リベットというよりボルト的になります。エッチング表現に合わせて、低く削って控えめにしてみました。どうでしょうか。
本編とは関係ないのですが..
さきほど、F1イタリアグランプリで、アルファタウリ(ホンダエンジン)のピエール・ガスリー選手が初優勝しました。おめでとう!応援していたチームと選手の優勝、キャブ完成以上にうれしいニュースです。
わが家に旋盤がやってきた(1) ― 2020年09月07日 23:40
仕事から戻ったら、大きな荷物が届いていました。そうなんです、仙台の旋盤ブローカーKという名人から、ML-210を整備して送っていただいたのです。
ついに、わが家に旋盤がやってきたのです!旋盤が欲しいなと思って苦節20年、ようやくその日がやってきたのでした(遠い目)....
本体と、箱はサードパーティのテーパー削り台
と、そんな大げさな話でもなく、夕張11型のギアボックスや、頸城のコッペルの動力部分を作っているときに、旋盤があるとよさそうだなという場面に何度か遭遇し、導入に踏み切ったわけです。今回、ブローカーK様には、旋盤の調整だけでなく、オプションパーツを作っていただいたり、何から何までお世話になってしまいました。ありがとうございます。
実家からこの本を送ってもらった(今は絶版)
ちょっと今日は夜も更けてきたので、設置などは週末にやろうかなと思っています。約20年前に購入した旋盤本は、この日がくることを予感していたのですね。
頸城コッペル2号機(15)ロッドと働輪 ― 2020年09月09日 00:09
備忘録的に..オリジナルのロッドは、働輪のクランクピン穴のボスの上で、クランクピンを軸に回転しています。「しりせま」にするためには、ロッドの穴を少し拡げて、働輪のボスを軸に回転するように加工しました。これによって、ボスの高さ分だけシリンダ幅を狭めることができます。
車軸止めにつけているのは、仮の集電ブラシ。オリジナルのブラシには主台枠に取り付ける極小プラパーツがあり、いろんな作業のハンダ熱で損傷しそうなため、仮を取り付けました。また、「しりせま」のため、車輪を車体中心に対して常に均等な位置にしておきたいため、左右ともにブラシを当てています。
拡大すると、ロッドがボスを軸にしていることがわかります。
反面、ロッドが働輪のタイヤに接触するため、絶縁側はショートします。そのため、薄いポリテープをロッド裏に貼って、ショートを回避しています。
テープを貼ってデザインナイフで、切り抜きます(赤丸内)
「しりせま」には、いろいろ気を使ってやらないといけません。
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