頸城コッペル2号機(14)キャブをいじる2020年09月06日 23:08

 コッペルですが、やや停滞モードに入ってきました。キャブのリベットがちょっと気になっていたのです。正面/背面から見ると、側面の端面が見えて、リベットが内側に寄っているのです。気にしなければ、気にならないのですが。気にしてしまう悲しい性です。
     側面のコバ分、リベットが内側に寄っています

 まずは、組んだキャブをばらします。そしてオリジナルのエッチング表現のリベットを削ります。このリベット割と控えめな表現なので、新たに植えるリベットは、Φ0.25mmにしました。
          オリジナルのリベットを削ります

 再度、組みなおします。継ぎ目が埋まっているかの確認のため、軽くサーフェサーを吹いて確認します。これくらいで勘弁してください。

 リベット用の穴を左右同じように開けるためにt0.4の帯板で下穴を開けたテンプレートを作ります。これは、以前ゆうえんさんから教えていただいた手法です。ボール盤とXYテーブルで開けていきます。

このテンプレートをキャブに固定する必要があるのですが、今回は瞬着を使いました。基準穴を開けて、そこに仮止めする方法もよかったかもしれません。これもボール盤とXYテーブルで開けていきます。
        テンプレートを使ってΦ0.25の穴あけ中

      穴あけ完了。コバのギリギリに開きました

 Φ0.25のリン精銅線を植え込みます。お尻の抜けたピンバイスに挟むと押し込みしやすいです。
    植え込んだ直後、まだハンダ付けはしていません

その後、ハンダ付けします。キャブがバラけないないよう、温調コテを調整して低温ハンダを使ってみました。流れはよくないですが、安心してハンダ付けできます。
  この低温ハンダは融点が93.5℃です。お湯で溶けますね

 植え込みなので、リベットというよりボルト的になります。エッチング表現に合わせて、低く削って控えめにしてみました。どうでしょうか。


本編とは関係ないのですが..
さきほど、F1イタリアグランプリで、アルファタウリ(ホンダエンジン)のピエール・ガスリー選手が初優勝しました。おめでとう!応援していたチームと選手の優勝、キャブ完成以上にうれしいニュースです。

めざせ! 八ヶ岳縦走<横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉>(3)2020年09月01日 23:08

 14日の続き、奥の院:横岳に8:34到着。コースタイム10分なので倍かかっています。写真撮っているからでしょうか?
縦走路では、一番の難関と言われています。が、しっかりした鎖もあり、安全です。

足を踏み外すと大変ですが、ここもしっかりした鎖と足場があるので、安全でした。

さらに進んで台座の頭に8:56到着。ここの展望は最高です。
これまで登ってきた、三叉峰、横岳が見えます。また、富士山から北アルプスまで眺望できます。

↑これは、三叉峰の手前からですが、北アルプスがきれいに見えます。下は、拡大した写真です。槍がとんがっています。今年は登ってみたいですね。

本日最後のピーク、硫黄岳に向かいます。9:30硫黄岳山荘でトイレ(大)休憩です。ジュースを飲んだりと、30分くらいゆっくりしてしまいました。
      ちょっと、ネパールっぽい色彩にほっとします

硫黄岳はもうすぐなのですが、ダラダラの辛い登りが続きます。
10:20頃到着。でも、山頂の爆裂火口壁はインパクトあります。この色彩感は、なんとも言えませんね。
     夏沢峠からの登山者が、エッジに見えます

    こんな看板があったら、先に行ってみたいですよね

 山頂はかなり日差しが強いのですが、かかとの靴ずれが酷くなってきたので、靴下脱いでメンテナンスします。ついでにストレッチも。
 10:40頃、ここからは一気に赤岳鉱泉に向けて下ります。下りは下りで結構きついんです。12:40頃赤岳鉱泉到着。コースタイムは1:35です。靴擦れと膝が厳しくなり、後半はかなりスローになりました。
 腹ペコなので、カレーとビールを即注文です。まだ登りがあるのですが、この暑さと開放感にはビールしかありません。
 13:30頃出発して、中山乗越を通って、14:15頃行者小屋に無事に戻りました。靴下脱いだら、かかとがズルムケになっていました。
 当初は、赤岳鉱泉の昼めしをパスして、テントを回収してすぐに下山という予定でしたが、腹ヘリと靴ずれには、かないませんでした。ダラ~っと、もう一泊することに。
翌朝15日朝、赤岳がきれいに焼けてくれました。あそこを登ったのですね。

 行者小屋は小屋営業はしていません。テント泊のみです。土曜日のせいか、テントも増えてきました。お世話になりました。
15日7:30出発、最後は苔の美しい森を抜けて、美濃戸口に下りて、無事帰宅となりました。帰りの下りも結構、膝に堪えました。

(この記事は、9月1日に掲載しました)

めざせ! 八ヶ岳縦走<赤岳→三叉峰>(2)2020年08月31日 23:24

 14日2時すぎに起きて、きちんと朝飯(カップヌードル)を食べて、出発準備です。ヘッドライトは、新品のエボルタ乾電池と交換です。3時すぎに行者小屋を出発。赤岳:文三郎尾根方面に看板に従って、キャンプ地を出発します。
 ん? なんか、ヘッドライト暗いです。こんなに暗かったっけ?とスマホのライト機能を補助に進みます。
 ん? なんか、数十メートル進むと道が消え失せています。明らかに登山道ではありません。道を間違っています。こういうときは、戻るしかないです。しかし、再度確認しても、看板にはその方向へ「赤岳→」と書いてあります。
 しかたがないので、ヘッドライトの点検も兼ねて、テント場に戻ります。ご来光はあきらめて、明るくなって再出発することにしました。きのうの明るいうちに下見をしておけばよかったです。ヘッドライトは、今まで使っていた電池に戻すと、とても明るく点灯しました(家に帰って調べたら、新品と思っていた3本のうち1本の電圧が低かった。使い古しだったのです!)。
 キャンプ地から10分ほどの、この分岐にたどり着く前に迷った

 4:20すぎ、まだ暗いのですが気を取り直して再出発です。ちょうど、出発している2人がいたので、一緒に。案の定、道に迷いますがスマホアプリを持っている人が、ルートを見つけてくれました。う~ん、これは登山道の取り付きがわかりにくいです。

        階段の先に、月がのぼっています

 赤岳への急なジグザク道を登ります。階段状になっているのですが、その板にマムートマークが刻印された金属板が貼ってあります。道を整備していただいて感謝感謝です。でも、道がきつくて苦しくなると、マムートが少し嫌いになりました。
        マムートの刻印です。感謝です。

途中で金属の階段になったり、とにかく直登に近い山道です。山頂直下の30分くらいは岩場になります。たすきがけのカメラのまま、ぶつけながら登ります。なんかカメラを固定できるよいグッズはないのでしょうか?

 6:00頃、赤岳山頂到着です。1:50がコースタイムなので、ほぼオンタイムです。重い望遠ズームを置いてきてよかったぁ。 天気は快晴。透き通ったブルーと、雲のコントラストが気持ちよいです。風が強くて寒いので、横岳方面に急ぎます。営業している赤岳展望荘に6:36頃着。
         赤岳山腹から阿弥陀岳を臨む

 この日3回目のん? LINEで写真を送ろうとしたところ、スマホで撮った写真が消えとるではないですか!そして、「SDカードが認識できません!」のメッセージ。「ん?」から、「まじか」への変容です。SDカードが飛んでしまったのです。一応、電源OFF/ONや、カードの抜き差しなど、できることは全てやってみたのですがダメ。15分くらいがんばってみたのですが、あきらめました。SDカードなくても、YAMAPなどのアプリは動いているので、よしとします。6:55頃、急斜面を下って地蔵の頭に到着です。
赤岳から赤岳展望荘に向けてくだります。左手の上が赤岳鉱泉、左手下がキャンプ地の行者小屋

 ここから三叉峰に向けては、岩場登りがあったり、高山植物が咲いていたりと変化に富んだ道です。



8:11に到着。コースタイムは45分なので、1時間以上、えらく時間がかかっています。ここから、奥の院(横岳)へ向かいます。

(この記事は、8月31日に掲載しました)

頸城コッペル2号機(13)パーツ箱2020年08月31日 01:34

 めざせ!シリーズの合間ですが、近所の100均で、木箱を見つけたので、工作途中のパーツの分類箱に使ってみました。


 ナローのような小さなものなら、機関車本体も収納できます。小さい仕切りの部屋は、小ネジなど小さい部品は、手で持っての出し入れがやりにくいです。仕切りを低く加工するか、ピンセットを使うことになりますね。
 でも、こんな感じで机の上に置いておくと、工作再開の意欲も高まります。

めざせ! 八ヶ岳縦走(1)2020年08月15日 23:56

 夏休みの前半は、コッペルをいじっていたのですが、だんだん煮詰まってきたので、急遽、八ヶ岳に行ってみました。ホントは、奥秩父の縦走を考えていたのですが、山系YouTubeを見ていたら、きれいな景色に惹かれて、予定変更です。
 第1日目の13日は、6:30頃最寄り駅を出発。茅野駅からバスで美濃戸口に向かいます。バスは、3割くらいの乗車率です。10:00頃到着。登山口の山荘でトイレに行ったり、おにぎり食べたりして、10:30すぎにスタートです。行者小屋に向かいます。ダラダラした林道を1時間くらい歩き、山道に入ります。
苔のきれいな森を歩きます。
こんなきれいな森が延々と続くとよいな、と思ったのですが、続くわけがありません。しばらくすると、まあまあ急な山道へと変わります。2時間くらい歩いたあたりで、雨が降り出し、結局本降りに。カッパを着たり、カメラに防水対策をして、ちょっとクタクタになりながら、14:00くらいに行者小屋に到着です。コースタイム3:30なので、ほぼオンタイムです。
 雨も小降りになってきたので、そのすきにテントを張ります。予定では、16時頃から望遠ズームを担いで阿弥陀岳をピストンして、夕陽に焼ける赤岳を撮影...という目論見だったのです。が、雨が降ったり、止んだりで、しかも思った以上に疲れていたので、あっさりと諦めました。周りは、ガスって何も見えません。
      真ん中の黒い芋虫のようなテントが私のです
ハンドドリップコーヒーを飲んだり、雨の中まったりしておりました

 ところが、18時前から雲がなくなり、18時すぎには青空が見えて、キャンプ地の後ろに八ヶ岳のダイナミックな山容がど~んと現れてきました。1
8:30頃には赤岳が焼けてきました。さすがに赤岳というだけに、赤く染まります。
望遠レンズで覗くと、ほぼ山頂に向かってまっすぐに伸びる道のようなものが見えます(後で階段だとわかりました)。「あれを登るのか?」...ただちに、1.7kgある望遠ズームを持ってあがるのはやめる決断をしました。
 アルファ米+フリーズドライ中華丼の素など食べて、早めに就寝です。ところが、隣のテントの若者2人がず~っとしゃべっています。これが結構、通る声なのです。耳栓を忘れてしまい、寝たり、起きたりの繰り返しとなりました。おかげで、満天の空をタイムラプスで撮影したり、夜もそれなりに楽しむ?ことができたのです。
明日は、いよいよ赤岳からの縦走です。ご来光を目指して3時にはスタートです!
(この記事は、8月28日に掲載しました)