コンバーチブル ― 2016年10月04日 02:30
2台目のデキ3は、だいたいハンダ付け作業は終わってきました。ところで、関東合運の相武鉄道レイアウトには、パンタ車はトンネルなどの限界があり入線できません。
なので、オリジナルのピューゲル屋根の代わりに、排気管のついた内燃車用の屋根をこさえてみました。このキットの屋根はネジで取り外しできるので、状況に応じてデキになったり、ガソになったりできます。
廃車直前のデキの譲渡を受け、足回りを内燃化改造したという、かなりの無茶振り想定です。しかも、排気管がわざわざ運転室内を通って屋根に伸びているという...夏場は暑くて機関手泣かせだったという話です。
DCCの仮配線をおこなって、動作確認ができれば塗装に入れます。天気が...
燃えた? ― 2016年09月22日 21:51
昨年末に新たに入線したデキ3(ワールド工芸)の2台目ですが、まるいち仕様にするため、塗装変更、モータ換装、ライト点灯+DCC化、ちょいディテールアップなどを進めています。
アルモータ換装でトルクも出てきて、さらにDCC化でとても低速が効くようになりました。POWER-1も実装して、少々の集電不良もへっちゃらです。
つい調子にのって、上回りをつけて様子をみるか..と窮屈な車内にデコーダ(LENZ GOLD mini+)などを無理めに押し込んで、DCCの線路電源をON!
「シュン」
という音とともに、薄っすらと煙が..すぐに車輌を線路から持ち上げたのですが、すでに時遅し。燃えた?
車体をはずして、再度電源投入しても、ウンともスンともです。
よく見ると、デコーダのオレンジケーブルがはずれています。再度、ハンダ付けして電源投入。
またもシュンという音ともに、このケーブルがはずれてしまいました。ハンダを溶かすほどの、熱量が発生しているということです。大きな電流がながれているということです。かなりヤバイです。
これが、いわゆる「デコーダ焼損」というヤツか。しかし、見た目は何か焦げているというわけではありません。どこでショートしたのかもわかりません。
POWER-1は、別のデコーダに付け直すとちゃんと動いているようですが、このデコーダは単体でも新しい値をセットすることができません。
悲しい気持ちに落ち入りましたが、購入した熊田貿易さんに問い合わせたところ、ドイツに送るので時間はかかるが、修理できるかも、とのことです。救いの神です。
さっそく修理に持ち込んだところ、不思議な力によってあっという間に元に戻りました。ありがとうございます!
しかし、まだショックから立ち直っていないので、実装はしていません。
▼小型車輌へのデコーダ実装と試運転時の注意点(備忘録)
・デコーダ類は、ショート防止のため、テフロンテープなどでカバーする。取説にはシュリンプするなと書いてあるので、自己責任。放熱には気をつける。
・端子・配線のむき出し部分は、支障のない範囲で瞬着や塗料で絶縁対策をおこなう。
・真鍮の場合、車体内側の突起(手すりのでっぱりなど)をできるだけ、削って平らにしておく。ショート防止。
・線路電源ONの前に、赤い箱でCV値を読み込み、ショート有無のチェックを行う。電源はUSB供給のみとし、万が一のとき大きな電流が流れないようにする。
かな..
デキ3入線、そして電圧・電流計の続き ― 2016年02月08日 00:08
先月の話になりますが、1月23日にデキ3が「よろづ模型」さんから正式に移籍してきました。昨年ワールドのキットを1両組み上げたのですが、相棒が欲しくなって、お願いしたものです。こちらは、正統な銚子電鉄色です。
また、電圧・電流計工作の続きとして、平滑化用の2000μF(25V)のコンデンサが入手できたので、パワーパックに組み込みました。この平滑化でパイロットランプのLEDに、3V/30mA以上が流れるため、CRDで15mA以下に調整しています。メータは、筐体左上に取り付けたのですが、わけあって今は仮止め、ガムテ工作です。ネットにででいた回路図が役に立ちました。
このデキ3、さっそく電圧・電流計付パワーパックで運転です。平滑化コンデンサを入れたのでモーターが滑らかに回る....ということもなく、ただただ普通に快調に動いてくれました。しかし、この製品に付属の小さなモータはやはり非力で、牽引力が足りません。プラ2軸貨車2両+真鍮ワブがキツキツでした。これも、DCC化+アルモータ換装をおこなっていきます。
KKC秋の総会に持っていった運転盤は、地面づくりの試作として、小さいながらも、丈の高い草(萱をイメージ)、短い草地、線路を覆う草、土に埋もれた線路、人の動きによるストーリ性などを盛り込んで、制作中です。水系も取り入れたいところです。
この電圧・電流計、(ハズカシながら)つないで気づいたのですが、電流計の最小単位が10mAでした。小型モータ用には、1mA単位はほしいです。負荷が軽いと電流計はゼロのままですから。1mA単位の電圧・電流計もあるようなので、機会を見つけて交換するつもりです。それで、ガムテ工作で仮止めというわけです。
入った! ― 2015年10月03日 02:59
しばらくデキの製作は、ずっと電装関係ばかりやっていました。
ひもひものLED回路の定電流素子は、チップCCR(15mA)を購入して、なんとか屋根裏に納めました。
いったんあきらめていたLENZ electoric flywheel POWER1の実装ですが、黒いシュリンプカバーをはずしてみると、簡単にコンデンサを分離できそうでした。コンデンサは、いわゆるスーパーキャパシタ(KORCHIP製1F、2.7V)がついていました。
このコンデンサを切り離し、リード線で延長すれば、コンデンサを空きスペースに収納できるのではと。デコーダと接続する3本のリード線も耐熱・極細に交換。
コンデンサの収納場所をいろいろ探って..ボンネット内に入れこむ目処が立ちました。こんなてんこ盛ではありますが、デコーダとPOWER1がはいった!
詰め込んだ状態。窓から、POWER1や配線が見えてしまいますが、しょうがありません。黒く塗ります。かなりぎちぎちです。
上回りと下回りは、ライト配線を極小コネクタ化して切り離せるようにしています。何度もつけたりはずしたりすると配線に使ったmagnet wireが切れてしまいました。屋根裏の配線もゴチャッとしています。これらは今後の課題です。
また、このコネクタは室内電動飛行機に使われているもので、通常の電気パーツ店で売っているものの半分くらいの大きさで、小型車輌にはうってつけです。
走ります。POWER1をつけると、副産物なのか、なぜかスローがよく効きます。コギング走りになっていますが..
本来の目的の瞬間的な電流断への対応はすばらしいです。走行中の集電不良ではまったく止まりません(黄色テープは絶縁区間)。しかし、停止した場所で集電不良を起こすと、当然ですが再起動はできません。
これだけ、走ってくれれば大満足です。問題は、このてんこ盛りを塗装後に組み立てなければならない点です。
今年のお題 ― 2015年09月24日 00:23
今年も合同運転会が近づいてきました。毎年、所属サークルでお題が出されるのですが、今年は「電機・電車」です。
ところが(言い訳)、集中製作期間の8月~9月が、仕事の海外展示でドタドタしており、まったく手付かずでありました。当初ED19を予定していたのですが、あえなくボツ。旧作の仕掛かりの完成へと方針変換。銚子電鉄のデキ3を仕上げることにしました。オリジナルではなく、どこかの鉱山鉄道で使われているという想定にしています。
素組みだとなんなんで、つぎのような加工を行いました。
・モータをアルモータRS-0811Sに換装して走行性の向上。
・インサイド式のギヤが固かったので、回転させながら耐水ペーパーでよい加減にギヤの歯をなめて、低速性能を向上。効果ありました。
・集電ブラシを車輪内側に4輪設けて、集電不良の低減。
・DCC化 LENZ goldmini+を搭載。
・ヘッドライト・テールライト点灯化。
DCCについては、軽量2軸車輌なので、集電不良対策でLENZ POWER1(写真に写っている、黒い物体です)を購入して搭載を試みたのですが、でかい。でかすぎる。入りませんでした。
しかし、POWER1の効果は絶大です。テープを貼って4輪とも集電不良になる区間を作ったテスト線路で、ゆっくりめのスピードで何もないような顔で走りぬけていきます。小型軽量車輌にこそメリットが活かせるので、大きさを半分以下にしてほしい。日本でどこか作ってくれませんかねぇ。
このヒモヒモのものは、ヘッドライト・テールライトの電装品です。2012warm white、1608redのチップLEDに、昔FABさんとこで買った赤緑の極細magnet wireをハンダ付けしました。このヒモヒモをどう実装するかで頭を悩ませています。電流制御はCRD15mAを使っていますが、これでも大きいので、チップCCR(Constant Current Regulator)に替えようと思います。
これ1台だと寂しいので、もう少しひろがりをつけたいな、と思いつつ、連休が終了いたしました。
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