簡単! Bluetoothサウンド2017年04月19日 23:56

 キハ58のライト改造と前後して、簡単なサウンド機能のテストをしてみました。最近、ハイレゾでも採用されているBluetooth方式のスピーカです。
 KATOのサウンドシステムの出力をBluetoothで送信して、車載のBluetoothスピーカをドライブする作例が展示されていますが、それよりもっと簡単に、スマホや音楽プレーヤのBluetooth送信機能を使って、ドライブさせようという試みです。これだと、みなさん手持ちの機材で簡単にサウンドを楽しむことができます。
 ひとつ大きな課題は、スロットルに同期しないという点です。なので、蒸気機関車にはちょっと厳しいです。電車や気動車などには使えるのでは、ということでキハ58に搭載してみました。
 小型のBluetoothスピーカをネットで探したところ、26mm×26mm×29mmのキューブ型がありました。このサイズであれば16番にも実装できそうです。
製品はRWC社のMBT100というものです。2000~3000円で売っています。ちゃんと技適も取得されているので、安心して使えます。音はかなり大きく、音質もまあまあです。
KATOキハ58の場合は、このように車内の車内床・椅子・ウェイト+補強板を取り外して、スピーカを天井に両面テープで固定しました。補強がいっさいなくなった床板は、かなりしなります。が、何とか走らせることはできます。
 デモ走行の様子です(ココをクリックするとYoutubeに移行します)。2パターン撮影しました。1回目は音と走り出しがちょっとずれています。惰行中の音もこさえました。DMH17特有のカラカラ音がうまく再生できています。
 これらの音は、いろんな収録音源をサンプリングして、フリーのミキシングソフト(作例ではAudacity)を使い、作成しました。リバーブ(エコー)やイコライザも使ってスピーカの特性に合わせた加工をしています。5分程度の尺でつくり、再生側のループ機能で時間を伸ばしています。
お手軽サウンドで雰囲気が出ていると思います。
<まとめ>
・市販の小型Bluetoothスピーカと、手持ちのスマホだけで、簡単にサウンドが楽しめます。
・音源を簡単かつ自在に作成できる。
・音量、音質はそこそこ良いです。DCCサウンドと同等以上。

<ちょっと課題>
・スロットルと同期しない。
・スピーカ起動時と充電時に、ボディーをはずす必要がある。
・車内の改造が必要な場合もある。
→スピーカを分解すればより小型になるので、実装の自由度はもっと広がると思います(このテストの後、分解してしまいました)。