めざせ! 八ヶ岳縦走<赤岳→三叉峰>(2) ― 2020年08月31日 23:24
14日2時すぎに起きて、きちんと朝飯(カップヌードル)を食べて、出発準備です。ヘッドライトは、新品のエボルタ乾電池と交換です。3時すぎに行者小屋を出発。赤岳:文三郎尾根方面に看板に従って、キャンプ地を出発します。
ん? なんか、ヘッドライト暗いです。こんなに暗かったっけ?とスマホのライト機能を補助に進みます。
ん? なんか、数十メートル進むと道が消え失せています。明らかに登山道ではありません。道を間違っています。こういうときは、戻るしかないです。しかし、再度確認しても、看板にはその方向へ「赤岳→」と書いてあります。
しかたがないので、ヘッドライトの点検も兼ねて、テント場に戻ります。ご来光はあきらめて、明るくなって再出発することにしました。きのうの明るいうちに下見をしておけばよかったです。ヘッドライトは、今まで使っていた電池に戻すと、とても明るく点灯しました(家に帰って調べたら、新品と思っていた3本のうち1本の電圧が低かった。使い古しだったのです!)。
キャンプ地から10分ほどの、この分岐にたどり着く前に迷った
4:20すぎ、まだ暗いのですが気を取り直して再出発です。ちょうど、出発している2人がいたので、一緒に。案の定、道に迷いますがスマホアプリを持っている人が、ルートを見つけてくれました。う~ん、これは登山道の取り付きがわかりにくいです。
階段の先に、月がのぼっています
赤岳への急なジグザク道を登ります。階段状になっているのですが、その板にマムートマークが刻印された金属板が貼ってあります。道を整備していただいて感謝感謝です。でも、道がきつくて苦しくなると、マムートが少し嫌いになりました。
マムートの刻印です。感謝です。
途中で金属の階段になったり、とにかく直登に近い山道です。山頂直下の30分くらいは岩場になります。たすきがけのカメラのまま、ぶつけながら登ります。なんかカメラを固定できるよいグッズはないのでしょうか?
6:00頃、赤岳山頂到着です。1:50がコースタイムなので、ほぼオンタイムです。重い望遠ズームを置いてきてよかったぁ。 天気は快晴。透き通ったブルーと、雲のコントラストが気持ちよいです。風が強くて寒いので、横岳方面に急ぎます。営業している赤岳展望荘に6:36頃着。
赤岳山腹から阿弥陀岳を臨む
この日3回目の「ん?」 LINEで写真を送ろうとしたところ、スマホで撮った写真が消えとるではないですか!そして、「SDカードが認識できません!」のメッセージ。「ん?」から、「まじか」への変容です。SDカードが飛んでしまったのです。一応、電源OFF/ONや、カードの抜き差しなど、できることは全てやってみたのですがダメ。15分くらいがんばってみたのですが、あきらめました。SDカードなくても、YAMAPなどのアプリは動いているので、よしとします。6:55頃、急斜面を下って地蔵の頭に到着です。
赤岳から赤岳展望荘に向けてくだります。左手の上が赤岳鉱泉、左手下がキャンプ地の行者小屋
ここから三叉峰に向けては、岩場登りがあったり、高山植物が咲いていたりと変化に富んだ道です。
8:11に到着。コースタイムは45分なので、1時間以上、えらく時間がかかっています。ここから、奥の院(横岳)へ向かいます。
(この記事は、8月31日に掲載しました)
めざせ! 八ヶ岳縦走(1) ― 2020年08月15日 23:56
夏休みの前半は、コッペルをいじっていたのですが、だんだん煮詰まってきたので、急遽、八ヶ岳に行ってみました。ホントは、奥秩父の縦走を考えていたのですが、山系YouTubeを見ていたら、きれいな景色に惹かれて、予定変更です。
第1日目の13日は、6:30頃最寄り駅を出発。茅野駅からバスで美濃戸口に向かいます。バスは、3割くらいの乗車率です。10:00頃到着。登山口の山荘でトイレに行ったり、おにぎり食べたりして、10:30すぎにスタートです。行者小屋に向かいます。ダラダラした林道を1時間くらい歩き、山道に入ります。
苔のきれいな森を歩きます。
こんなきれいな森が延々と続くとよいな、と思ったのですが、続くわけがありません。しばらくすると、まあまあ急な山道へと変わります。2時間くらい歩いたあたりで、雨が降り出し、結局本降りに。カッパを着たり、カメラに防水対策をして、ちょっとクタクタになりながら、14:00くらいに行者小屋に到着です。コースタイム3:30なので、ほぼオンタイムです。
雨も小降りになってきたので、そのすきにテントを張ります。予定では、16時頃から望遠ズームを担いで阿弥陀岳をピストンして、夕陽に焼ける赤岳を撮影...という目論見だったのです。が、雨が降ったり、止んだりで、しかも思った以上に疲れていたので、あっさりと諦めました。周りは、ガスって何も見えません。
真ん中の黒い芋虫のようなテントが私のです
ハンドドリップコーヒーを飲んだり、雨の中まったりしておりました
ところが、18時前から雲がなくなり、18時すぎには青空が見えて、キャンプ地の後ろに八ヶ岳のダイナミックな山容がど~んと現れてきました。1
8:30頃には赤岳が焼けてきました。さすがに赤岳というだけに、赤く染まります。
望遠レンズで覗くと、ほぼ山頂に向かってまっすぐに伸びる道のようなものが見えます(後で階段だとわかりました)。「あれを登るのか?」...ただちに、1.7kgある望遠ズームを持ってあがるのはやめる決断をしました。
アルファ米+フリーズドライ中華丼の素など食べて、早めに就寝です。ところが、隣のテントの若者2人がず~っとしゃべっています。これが結構、通る声なのです。耳栓を忘れてしまい、寝たり、起きたりの繰り返しとなりました。おかげで、満天の空をタイムラプスで撮影したり、夜もそれなりに楽しむ?ことができたのです。
明日は、いよいよ赤岳からの縦走です。ご来光を目指して3時にはスタートです!
(この記事は、8月28日に掲載しました)
森に入って、肉を食う ― 2020年06月07日 23:48
この週末は実家に帰って、家事をいろいろやりながら、娘と県境のキャンプ場に行って肉を食べてきました。
家事は、スタッドレスタイヤ(まだ履いている!)をノーマルに戻す作業。暑いのと蚊が寄ってくるので参りました。その後は、庭木を支えていた丸太にアリがついて朽ちていたので、引っこ抜いて短く切ってゴミだし準備。これも疲れます。
それから、1時間30分くらい走ってキャンプ場に向かいます!宣言解除後もあって、結構な人手です。人のいない奥まった森にタープとテントを設営。広葉樹がきれいです。
タープ初運用。小川張りに挑戦。
自作の焚き火台に火を起こし、肉を焼きます。ビールもいただき飲んだくれました。夜、ちょとだけHOJCのzoom飲み会に参加。標高1000mくらいなので、明け方は夏用のペラペラ寝袋ではちょっと寒かったです。
100均のスキレットですが、余熱も使ってうまく焼けました
近くの温泉が改装中で閉まっていたのが、残念でしたが、天気もまあまあで森林浴が心地よい2日間を過ごしました。なぜかの筋肉痛がおみやげです。
野営地のまわりには、気持ちよい森が広がっています
帰りに近くの樽床ダムを探索。ダムカードを期待したのですが、事務所は無人運用でした。しかし美しいダム湖です。
めざせ!和名倉山 ― 2020年03月22日 23:40
秩父湖の南には、東京都最高峰の雲取山がありますが、谷をひとつはさんで、西側に和名倉山を中心とした山塊があります。埼玉200名山なのですが地味な山で、あまり人が登らず、登山道も迷いやすいそうです。そこに、森林軌道の廃線跡があるというので、山登りを兼ねて行ってきました。10:00頃出発、天気は快晴。
登山道の入り口。秩父湖を渡るつり橋(苦手です)。
秩父湖のほとりからいきなり急登です。3時間くらい登ると、森林鉄道跡と思われる、平坦な広い道が現れます。等高線に沿ってゆるやかな登りが2~3km続きます。残念ながら、軌道は残っていません。その先に造林小屋と呼ばれる、木材を集積していたと思われる場所に到着します。
普通の登山者には、歩きやすい広い道、ですが、
私の脳内には、軌道が見えています。
ウインチの残骸、多量の索道用のケーブル、インクライン?用なのか両フランジの車輪、時間とともに木に巻き込まれた車輪など、そこそこの遺構が残っていました。
両フランジ車輪!
2つローラがあるので、両フランジ車輪とともに、もしかしてインクライン用?
寸法的には、10kgレールのようです
索道用のウインチと思われ...
しっかり、根っこと一体化しています
しかしながら、軌道はないのです。西川渓谷で軌道を見てきた身としては、やはりレールが2本残っていてほしかったです。まあ、それはそれで、いろいろ妄想して楽しむことができました。
光と森と雪が良い感じです
が、その後がハードでした。ここから和名倉山に向かうのですが、急傾斜にくさった残雪があり、踏み抜いてしまうわ、トレースがわからないので道に迷うわで、かなりの体力と時間をロスしました。さらに、登山道には、雪やアイスバーンが残っていて、写真的には美しいのですが、行程は大幅に遅れました。結局、17:00すぎに和名倉山への分岐の平地で野営するはめに。
野営中。持ち込まない。持ち出さないを徹底しています。
翌日は、5:30に和名倉山往復をして、尾根道を縦走し、将監(しょうげん)峠、前飛竜、丹波(たば)村へと縦走しながら南下しました。
将監峠、この先を降りると将監小屋です
ここも、残雪、笹薮こぎ、少し迷い道、崩落地×3か所とアイスバーンの急登(下りでなくて良かった)..バリエーションありすぎで、体力の消耗が激しく、標準タイムを2時間も超えてしまいました。
今回は、チェーンアイゼンを使ってみました。歩きやすい!
でも、耐久性はなさそうです。
写真だと伝わらないのですが、急斜面です。
丹波のバス停についたのは、終バス15分前の18:10頃でし
た。フラフラです。体力ないなぁ。
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