自動運転モジュール やや完成 ― 2017年09月02日 20:22
6月の即席自動運転板紙を発展させて、モジュールをこさえてみました。
ベースは、以前に作っておいたTOMIX台枠に継ぎ手を加えたもの。レールはME#55引き抜きと、枕木はNorth Eastern Scale Lumberのバスウッドを使い、地方私鉄のくたびれた感を目指しています。
ポイントは、所属しているクラブの線路マイスター稲葉さんから教わったPCB枕木方式をアレンジして、PCB枕木の代わりに真鍮線を使って組み、設置後に抜去する方法としました。
なんだかかんだと苦労しつつ、板としては形にすることができたので、8月のJAMに持っていったのですが...現場ではポイント自動制御が暴走したり、サウンドがうまく動作せず、トホホなデモとなってしまいました。
その後、いろいろ調査したところ、指定外のサーボモータがポイントデコーダの定格をオーバしていたり、soundtraxxとDCCコントローラ(DSmainR5.0)で相性が悪いことがある、などがわりました。サーボを交換したり調整をおこない、ちゃんと2列車交換の自動運転ができるようになりました!ここをクリックすると動画が覗けます。
サウンドの問題は、製造元で改善ファームがでているとのことで、バージョンアップ用のArduino関連部品を調達中です。
いろいろ購入 ― 2017年09月03日 18:55
最近、いろいろと購入しました。どちらかというとプリミティブなものばかりです。たまには、完成車両をど~んと、買ってみたいもんです。
先週半ばまでハンズメッセというバーゲンをやっていまして、そこで、お得商品があったのでいくつか買ってしまいました。
まずはDREMELのマイクロルータ。昔ながらのひも付きDREMELにフレキシブルシャフトを付けて使っていますが、取り回しがやりにくかったので、小型コードレスを購入しました。8000円弱。やはりコードレスは便利です。モジュール製作などで活躍中です。
つぎにバローべでないスイス製糸鋸刃(店員さんに確認済)。ケースにスーパーパイクのフライヤーと同じswiss productロゴが貼ってありますが、メーカはどこでしょう?約200円。そして、これはホンマもんのバローべの140mm平ヤスリ。約450円でした。
今週は、枕木用のバスウッド材。さかつうさんは一袋しか在庫がなかったので、追加注文をお願いしました。
秋葉原では、ライト用の1005(1.0×0.5mm)サイズチップLED。このサイズを秋月さんでも扱うようになっていました。が、家に帰ったら罪庫していました。
さらに、aitendoという若い女性店員さんのみがいる中華パーツ屋さんで、DCCコントローラのファームアップ用にブートローダ・スケッチライター(昔のROMライター的)やサウンドデコーダ用に小型楕円SP。
Alliexpressには、ファームアップ用にArduino UNOとNANO互換機を注文。日本の1/10以下の価格で送料無料!(ホントに動くの?)。10日くらいで届く予定です。
鉄分が少ないストイックなものばかり買ったので、発作的に北丹2号機のキットを作り始めました。
今年のクラブのお題は、ペーパーなのに...
北丹2号機(1) ― 2017年09月05日 00:01
ハンドレイ(直線編) ― 2017年09月05日 22:11
モジュールでは、引き抜きレールを使ってハンドレイに初めてチャレンジしてみました。備忘録としてまとめてみました。ちなみに中学生のときにTMSの記事をもとにスプリングポイントの製作を試みていますが、見事に挫折しています。
北米では、PCB枕木によるハンドレイ(hand laid)のパーツや工具が市販されていますが、日本で適当なサイズのPCB枕木が入手しがたいのと、手ノコを使ったPCB板の切り出しは手間が大変なので、バスウッド材から切り出した枕木を使った伝統的手法としました。
chopperを使った枕木の切り出し。長さは25mm(1/87)。
ただ、スパイクするのは面倒なので、直線区間は接着剤(速乾スーパーX)、テンションのかかるカーブやポイントは、小釘をベースに打ち付けて、そこにはんだ付けする手法としました。
まず、両面テープを貼って、そこに枕木を置いていきます。均等にならべるために、メジャーをつくってガイドとしています。
その後、薄めた木工ボンドを枕木とベースの間に染み込ませて固着させます。ただ、この方法はバスウッドが水分を吸って少し伸び縮みするのと乾燥に時間がかかるので、次回からは面倒でも枕木に接着剤を塗って設置しようと思います。また、今回はこの段階でアクリル絵具で軽く枕木を着色してみました。
その後、固着した枕木にセンターとレール敷設部をケガいて、スーパーX速乾タイプを塗布したレールを固着させます。チェックゲージを作りましたが、普通のスケールも併用してチェックしています。
その後、フィーダなどをレールにはんだ付けしたのですが、熱で接着力が低下して、一部で固着がゆるむという現象がでてしまいました。しかたがないので、瞬着を流し込んでごまかしたり、一部はまじめにスパイクしています。直線部もガイドの小釘や木ネジにはんだ付けする方がよいことがわかりました。
<まとめ>
・枕木を切り出す(NWSL社のchopperを使うと便利)
・両面テープを貼る(ナイスタックなど)
・接着剤(速乾木工ボンド)を塗布した枕木をゲージを使って並べる
・必要な箇所に小釘·木ネジなどを打ち込む
・接着剤を塗布したレールを固定(ハンダ付けのみでもよいかも)
・レールを小釘にはんだ付け
ほら、できあがり。思ったより簡単ですよ。
側線部をチェックゲージを使って、ハンダ付け中。筆ペンにはステン用フラックス(希釈)が入っています。安くても便利です。
ハンドレイ(分岐器編1) ― 2017年09月07日 21:25
実は最初にとりかかったのは分岐器からです。線路マイスターの稲葉氏から、50Nレール(#70に近い)の8番ポイントキットとしてハンドレイ分岐器の完成見本を預かっており、これを全面的に参考にいたしました。見本はPCB枕木方式のため、これを真鍮線に代えてアレンジしています。
まず、実物大の図面を作成します。これはレール切り出し、組み立てにおいて、とても大事です。わたしは、短時間で済ましたかったので、市販5番分岐器の箱の図面をスキャンし、昭和12年発行の鉄道分岐器図面も参考に作成しました。フリーCADソフトなどを使う手もありますね。これを台紙にしてハンダで組み立てるので、使い捨てのため複数枚用意します。
フログを作ります。わたしの分岐器は約5番にしたので、12度の開きとしました。そのため、6度の角度で先っぽを削ったレールを2本こさえます。t1.0の真鍮板に6度の角度で罫書き線を入れてガイド板とします。これにあわせてレールが少し頭を出す程度に、板ともどもバイスで固定します。ハンダ付けしている方もいらっしゃいます。後はヤスリでガイド板に当たるまで削ります。#55のレールなのですぐに削れます。本当は、ガイドはやすりに負けないようにもっと厚くて固い素材がよいのですが...
今度は、ハンダ付け用のベーク板に12度の罫書き線を書いて、これをガイドに削った2本をテープなどで固定し、ハンダを流します。フログのできあがりです。
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